朝から特快晴。しかし昨夜の酒で調子が悪い。書きながら一人で飲み過ぎてしまうこの情けなさが本撮影日誌の身上。うだうだしてるうちに遅くなり、浅草へ、と思ったが、昼頃着となりそうで光線条件がいいと期待される時間帯に撮影までもっていくのが難しいので、途中で行き先を切り替えて湯島下車。遅いほうが条件がいい湯島天神へ。昨日いた屋台のおばさんはおらず、店も閉まっているが屋台はある。年末の5日間というのもこんな具合なのではなかろうか。5日しか空きがないのにわざわざ撤収してまた組み立てるとは考えにくい。しかも裏のほうでは年末の準備らしい作業も行われている。となると今日行っても同じこと、正しい判断だったか。12時では阿の狛犬に光があたらないので吽のほうから。吽とはいえ口は半開きで吠えている風情。その口には1円玉をくわえさせられて牙のようになっている。造作はいいのだがうしろに木が多い。俳優のような味のある声で同じことを繰り返しながらお守りを売っている老人の屋台もあって足場に制約もある。木が重なっているのでピングラでフレームがわからず、左右もギリギリなのでポラがうまくいかない。5枚切って、8枚しかポラをもってなかったのでこれ以上使えず、決まったという確証をもてないまま160VC、黒い狛犬なので長めに露光し1m。露光後、シャッターがわりのパーマセルテープの下がビューホールになっているのに気づく。まさか。切り替えるのを忘れてビューホールで曝光してしまったのか。そこまで間抜けか。露光後切り替えたのだがパーマセルだけがひっついて動かなかったと可能性もある。現像するしか確認の方法はない。顔の片側が隠れ気味なので顔の正面に移動しポラ1枚だけ切って160VC。屋台が黄色くて邪魔なので冠布で隠してみるがうまくいったかどうか。吽のほうはもっと早い時間帯のほうがよかった。何を撮っているのかと聞かれる。向きからすれば狛犬しか考えられないと思うのだが、一般のカメラの動作をあてはめて見てしまうのだろうか。間をおいて阿のほう。顔立ちは吽のほうがいい。目に色が塗られた跡がある。ポラ1枚切って日が射したと思ったらたちまちビルの影が下から昇ってくる。下のほうは露光が多いのでちょうどいいかと露光。1m。屋台には冠布をかける。もう1枚と思ったがみるまに太陽が隠れてしまい断念。14時過ぎ。結局ポラは1枚残った。結果次第でまた来るかも。昨日雲台のパーン棒のノブがゆるんでしまい、強く締め上げすぎたせいだろうが、ついにもげる。さすがにスーパーXでも限界か。でももう少し粘らせる。