朝から曇。はじめての名鉄線。路線図を見ると相当な路線長。あちこちに伸びている。東京にはこんなにくまなく制覇している私鉄はないのではないか。東武線は路線長は長いだろうが、たくさんの私鉄が各社入り乱れて縄張りを持っているため、あれほど各方面に展開してはいない。まずは河和へ。海のすぐそばを走る。途中で西側に工業地帯。半島。まあそれだけ。戻って中部国際空港埋立地の空港。ここは関空みたいな地盤沈下はないのだろうか。フリードランダーみたいな閑散さだがどうにも狭い。そして豊川稲荷。お稲荷さん。狐と思しき像が通路の左右に鎮座。でもお寺。読経の声。なのに鳥居がたくさん。奥には本殿。それでもお寺。もともと明治以前には寺と神社の区別なんてさしてなかったのだから、やれ柏手だやれ合掌だなどとがたがた騒ぎ立てるほうが滑稽なのだ。法堂には避雷針。大小のお堂がたくさん。奉納された旗みたいなのがずらずらと並んでいて壮観。1社で何十本も納めていたり、埼玉や栃木の人がいたり。霊狐庵だったかの前にあった最近奉納されたらしい寄り目の狐の親子が楽しい。でも撮影という感じじゃないなあ。着いてしばらくしたら雨。ずっと雨。傘もなくずぶぬれ。ゴアテックスの真価が活きる稀な機会。参道には成田山のようにうなぎ屋が多いが、はずれに場違いにも思えるネパール料理店があったので入ってみる。インド系らしい浅黒いきれいな女性が流暢な日本語で対応。厨房にはナンをこねるやはりインドか中央アジア系の男性。新宿や小岩にネパール料理店があるのはわかるけどどうしてここに。仏教がらみなのだろうか。駅前の無料駐車券を客に渡したりと地元になじんでいる様子。いろんな場所にいろんな人の生があるものだ。移動中はずっと寝ていたので路線沿いの風景はほとんど見ていなかった。見たって視界が狭い。戻って熱田神宮。このクラスの神宮には狛犬などというものは入れさせないようだ。寄進の灯籠や旗みたいなのもない。民間信仰はうけつけないらしい。伊勢神宮にも狛犬やらにぎやかしがあった記憶はない。
明日はネット天気予報では2件が12時から晴れ、1件が15時から晴れ。雨上がりで快晴になるような気もするのだが、もういいかという心境。帰る。収穫なしだがこんなこともあるさ。長くやってりゃ慣れっこ。