はるか南に雲。でもほぼ無雲。正月の東京の空は抜けるように青いとしきりに言いはる人物がいて、4年前からこんなことを考えていたのでにわかに納得できず、かといって50年来東京にいた、それもグラフィック者の主張なのであながちでたらめとも言いきれず、検証すべくしきりに観察。9時過ぎの南の空は確かに遠くまで見通せる。透明度は高い。富士が見えるし新宿高層ビル街も見える。遠い雲もすっきり高精細。上天も大きく落ち込み青いようだ。livedoorライブカメラでは池袋方面と光が丘方面の地平線が見える。これはめったにないような気がする。しかしながら、冬には都内から富士が見えるのはあたりまえなのである。日によって視程は異なるが、それは湿度や風速などの影響が大である。上天の青さは確かにまずまずだがこれくらいの日は冬ならときどきある。南の空の抜けも昼過ぎには下がった。正月がとりたてて特異だというわけではない。くだんの人物は日頃あまり空を見ていないのであろう。こちらはこの4年間、毎日目を凝らして見続けてきている。この程度ではまったく驚かない。
西に遠く雲があり、駅まで出かけて5階から西を見ると雲が広がりそうな気配。これは午前中快晴だが午後から雲だらけにな一昨日昨日と同じ気候周期だと判断し引き返す。結果、3日連続の正しい判断。いい天気だしたまには遠出もしたいが、近所の風景を移動しながら眺めてある程度満足。冬に空が青く見えるのは、落葉樹の枯れ枝の背景として見あげる機会が多いためにより青さが際立つという要因もあるのではと発見。
weathernews.jpのライブカメラは台数が多くて便利なのだが更新が気まぐれなのがちょっと。たわいもないギミックが凝らしてありCPU負荷も高く非力なマシンにはつらい。3分くらいのコマ落としで広角なので雲や影や日照の動きがちょっとおもしろい。鎌倉はおそらく鎌倉宮の鳥居前、高尾は高尾山ケーブルカーの駅前であろう。混み具合がわかってたいへん便利。今日は当然人出が多いが昨日も混んでいた。しばらくはやめておこう。
午後には都内はすっかり雲で覆われる。正月の東京。所詮こんなもの。