9日目。曇。
壬生寺は築浅。パゴダのような仏像塔が目を引くがこれも最近築。
二条城は小さいようだし撮影対象としては考えていないが念のため確認。南側の5階建てマンションから見ても本丸が木に隠れる。それほど小さい。天守閣も申し訳程度。ぐるっと回るが入るまでもなし。
晴明神社は人気の様子だがすぐにしぼむ。大きめの狛犬の吽のほうしかない。それも右側の隅の法に追いやられていてそっぽを向いている。こんなのははじめて見た。白峯神社は印象なし。
椿寺小さい。大将軍八神社も小さい。
北野天満宮天満宮の総本社だけあって立派な社殿。彩色は褪せているが往時は壮麗だったろうと思わせる。これなら国宝でもおかしくない。とはいえ本殿は総本山クラスの寺院よりはずっと小さい。拝殿内は三脚不可、外も参道の石畳上は禁止。道の中央からはずれて土の上ならいいとのこと。相國寺か大徳寺か、たぶん相國寺だったと思うが、石の上はいいがはずれてコケの土の上は駄目というのとは逆。寺社によっていろいろ。本殿も門も軒先がでっぱりすぎで撮影には及ばない。ここの北向きの門の狛犬は立っている。通常の狛犬はおそらく「おすわり」ポーズで後足は座っているものだが、ここのは4本とも伸びて、犬が威嚇するときの姿勢になっている。腰のほうが頭より高いのが写実的。犬より猫の臨戦態勢だろうか。複雑な岩の牛がいる。そういえば昨日回ったどこかに狛牛がいたが天神系だろう。ここは広い遊歩道地帯を川沿いに持っているらしいが立ち入れない。
平野神社もとくにどうということはなし。千本釈迦堂は檜皮葺屋根、市内最古の建築物で国宝とのことだが、周囲の下町的雰囲気に応じて庶民的。千本えんま堂はさらにそう。ここにある消防団がつくったという閻魔像はちょっと反応に困る出来。
源光庵は瓦が量産ぽい。光悦寺も常照寺も庭園型。正伝寺は竹林に囲まれ、山奥なのだが生活くさい。内部の拝観も300円でやっているがやる気なさげ。法雲寺は遠目に見るとやや古そうだが門も閉まっていて略。神光院はくたびれている。