10日目。曇。
ネットカフェ泊。荷物を置いておくわけにはいかず全部背負って移動。地下鉄に乗りやすいので1日乗車券を買って東西線で醍醐へ。醍醐寺三宝院はいきなり拝観料。三脚不可、庭園型らしい。飛ばす。仁王門は改修中。5年くらいかかるとのこと。門の先から拝観料600円。三脚可。コースの脇に山へ続く道があり、無料でも横から見える。金堂は国宝で、朱塗りが剥げた古刹。屋根1層で高い。背後に山の木々があるが悪くない。ここは候補。やや西よりの南向き。他にも国宝の五重塔や古いお堂。出口には一方通行の金属製回転扉があって侵入できないようになっている。途中に車が出入りする鉄の扉。
山の上に上醍醐寺がある。片道1時間以上。どうする。一度はやめて次にまわろうとするが、無料だし、ここまで来たからには遠めにでも見ておかなければあとあと気にかかると思い登ることに。途中で荷物を背負っては無理と判断し道端に放置。あられが降ってくる。途中でさらさら雪に変わり、大降りに。今さら引き返すわけにもいかず登りきる。標高400数十m。西国巡礼地一の険しさだそうだ。先に教えてよ。雪も上がり、はるかに大阪の市街らしきものが見える。如意輪堂、開山堂。下の金堂にくらべればだいぶ小さいが、それでも立派な伽藍。よくあんな山につくったものだ。撮影には及ばないが、まず機材を持ってて上がるのが難儀。でも本来はそういう用途のためのカメラバッグなのだけれど。戻ったら15時。
随心院は三脚不可、有料だが裏に小野小町の塚がありぐるっと回るとあらましはわかる。本堂は奥にあり小さそう。ネットで見ると寝殿造りという本堂の前は芝生の庭園で、これでは三脚は厳しかろう。勧修寺は屋内除き三脚可、16時過ぎでどのみち閉門。宸殿の前は芝生。奥の本堂は見えず。書院あり庭園型か。いずれも再訪の必要はなさそう。
毘沙門堂に着いたときには17時過ぎ。当然閉門。門の隙間から見ると小さそうで、わりあい大衆的な雰囲気。節分の飾りつけ。こちらでも節分は寺によっては一大行事らしく、歌舞伎様のストライプの幕を張り巡らしているところがあちこちに。3日ほどは不作だろうがどのみちしばらく天気が悪い。ここはまた行くつもり。
出るのが遅かったのと山登りのためこれだけしか巡れず。いきづまり感が漂いはじめる。また寝カフェ泊。