15日目。
朝晴れ、と思ったが見る間に雲が増えていく。荷物一式持って出たが、今日は晴れないと判断し、寝カフェで作業して入稿ファイルを送ってから吉田寮に荷物を置きに戻る。昼頃ようやく出発。
市内のとりこぼした場所を回ることに。福王子バス停近くの神社の奥の狛犬は阿吽が左右逆。角もない。
宝蔵禅寺は住居。妙光寺は拝観お断り。
坂を上がっていくと山の中腹に西寿寺。山門の飾り瓦は花びらの多い花。堂宇の飾り瓦は後足で耳のうしろを掻いている獣。2層屋根。下が上よりかなり大きい。しゃちほこの尾だけ。右に木。三脚可。これはめっけものだったかもしれない。バス路線図に載ってなくてもこういうのがあるから油断できない。
三宝寺は路線図に載ってるわりにはどうということもない。途中の順興寺は鉄コン。
ここまで来たら高尾まで行こう。JRバスで高山寺。一部国宝で全域世界文化遺産。ここはまぎれもない山寺。京都の最果てまできた感。上醍醐寺も山奥だが1時間ちょっと歩けば地下鉄に乗れる。地下鉄といったらメトロ、都市の象徴。大原は車と人だらけで山奥というほどでもない。開山堂は障子張りで木がうっそう。金堂は銅板屋根で小さく古い。でも前面ガラス戸。堂宇はみな小ぶり。三脚不可。写生もダメ、イーゼル不可。石水院拝観のみ有料。
西明寺は狭いところに立て込んでいる。飾り瓦が桃とエリンギのような柱状の植物らしきもの。鐘一音100円。
その境内を通って石段を登り神護寺。楼門前から拝観料500円。楼門の仁王像には網張り。木。堂宇は多く山岳寺院としてはかなり大規模らしい。絵葉書で見ると金堂は一段だが、超広角レンズで寄って撮ったように見える。淡交社の紹介書でもそうだった。境内の見取り図では正面に階段が切迫しており、引きがとれないようだ。石段越しの画像も多い。左に桜、右にも何か木があり、撮影には向かないと予想される。他の堂宇は古いが小さいようだ。
高尾もこれで充分だろう。
17時過ぎで法金剛院は閉まっていた。ここも有料。庭園型か。ここは飛ばしてもよさそう。若宮神社を抜け妙心寺再訪。残念だがうまくいきそうもない。でも日中にたくさんある塔頭を丁寧に見る必要があるかもしれない。微妙殿とか。微妙な殿ってなんなんだ。余裕があればだが。
東京で非常事態発生。たいへんなことになってしまった。