さて引き伸ばし機にネガキャリアステージと固定マスクをセットしネガキャリアを挿入……できない。ぶ厚すぎて入らない。なんてこった。アクリル2枚で10mm。キャリアが1mm+2mmが2組で6mm。計16mm。一方7453のネガ挿入部の開口幅は14mm程度。ネガキャリアステージを加工したのは去年の5月だが、この時点では常時載せてあるネガキャリアステージで高さを稼ぎ、その上に載せる固定マスクは交換するので安い2mmのアクリルで、というつもりだったのだ。すっかり忘れていた。2mmでつくりなおすのか。でも黒の2mm厚アクリル板は買わないとない。そうだネガキャリアステージを外せばいいんだ。結局のところ固定のための台座とスペーサーとしての機能しかないので、外しても支障はない。5mm厚の固定マスクとキャリアだけ。これでこないだまでと同じ条件でネガを装填でき、4x5のフレームに対応したマスクもできる。マスクの引き伸ばし機への固定は、引き伸ばし機の挿入部奥にある穴に突起をかませるだけで充分だろう。ネガキャリアステージには、それ自体とその上に載せるマスクとのずり落ち防止のガイドを周囲三方につけるつもりだったが、1枚だけならこれは不要だろう。これでネガキャリアステージは、少なくとも現状では無駄だったということになる。3,000円以上かけたのに。またしてもおのがバカさ加減を確認。アルミなんかでつくらなくてよかった。
で、4x5マスクと4x5フィルムを入れたネガキャリアをかけてランプ点灯してみると、黒フチの幅はいい按配なのだが、やや狭くて均等に配置するのに手間取りそうなのでもう少し広げたほうがいい。それに、ピント面から3mmも離れているのにマスクのエッジのアラがはっきり出る。f11で六切。もっとボケるかと思ったんだが。でも、プリントしてみるとスヌケ部分の輝度が高いため大きくにじむかもしれない。開口寸が102x107mm。ハンズに外注に出したら、当初の設計図通り開口寸104x129mm、マージン各辺2mmもつけていたので、黒フチが広くなりすぎていた。内製で正解だった。
しかしエッジを整えているうち削りすぎてしまったかも。どう出るかはとにかく実際にプリントしてみないとわからない。