ハンドニブラ購入。ハンズで1,575円。ミツトモ製作所が輸入発売源となっているが台湾製エンジニア扱いのとたぶん同じもの。楽天で買ってメール便で送ってもらえば50円安いが、厚さ19mmくらいでメール便扱いになるのかどうか微妙なところ。
これは安くてアルミは1.5mm以下が切れ、楽天のレビューを見ると高評価なのでこれにする。アルミ2mmが切れるといいのだが3,570円。これは鉄板は0.6mmまでとなっているが、ハンズで買ったものは1.0mm以下、おそらくそれと同じと思われる楽天のは1.2mm以下とある。なんだかよくわかりません。
工具がどんどん増えていくよ。もっと身軽でシンプルな暮らしをしたいのに。でも。また乱暴な3類型。thinkの人は、柳行李一丁で生活するという人がいたりで本が増えると処分するのだが結局また買い直すなんてことをやりつづけてる哲学徒とか、所有物なしでひとかどのものとなるのは不可能ではないと思う。performの人も、旅芸人のように体ひとつで渡り歩くというのが、実際はともかく理念としては可能なんじゃないか。最終的には本人さえいれば他はどうとでも調達できる付随的要素。ところがmakeの人は、現実のものをいじってなんぼなので、一般に道具がないことには文字通り手も足も出ない。包丁一本さらしに巻くったって今どき銃刀法違反だ。粘土こねてるだけなら素材と手だけでいいにしても、ジャンルが疲弊してメディウムが細分化されていくと、どうしても道具が複雑化し、いちいち所有しないことには埒があかなくなる。そのつど借りるんじゃとても追っつかない。レンタル暗室じゃ思ったようにできないのは痛感したし、だいたいが借りた蛇腹であんな切り裂いたりできっこない。そういうわけで、不本意ながら所有して用途に応じて作りかえるしかなくなり、そういう道具が増えていくにつれ定住民として身動きできなくなっていく。所有欲が希薄で、他人の所産の蒐集では飽きたらず、自分でつくろうとすると所有物を増やしていかざるを得ないというジレンマ。でも、所詮在庫なので、時が来ればあっさりなげうつだろうという予感もなくはない。