一部ではマジンガーと呼ばれているという引き伸ばし機LPLC7453。開頭して散光ボックスをとりだす。

このボックスの下の白い部分が散光板で、ネガの上に位置し光源となる。
ここに傷がつくとプリントに出るので取扱注意。中古で買ったとき目立つ傷がついていてここだけ取り寄せた。
4、5,000円かかった。

その下にあるネガキャリアに圧をかけるスカートが4x5を黒フチつきで焼く際にケラレ、とまではいかないが結像限界がフィルムエッジに切迫する原因となっている。蛇腹の周りの角丸正方形の開口部。
ホワイトバランスが狂ってるけど直すの面倒。この左右幅をハンドニブラで拡げる。まずはハンドニブラのテスト。

鋼板0.8mmは厳しい。切れ味が悪いというより握力の問題かも。無理して歯を傷めては元も子もないので深追いはしない。
アクリル2mmはくわえきれない。でも透明アクリル以外のアクリル板は一般にt2以上なのでアクリルは現実に切れない。切れても割れるような気もする。
アルミは楽々。歯が手前に引っ込んで噛み切るのでバリは取っ手側につく。切りくずは細切れになって散らばる。
1万以上するフランス製のだと切りくずがまとまったまま丸まって出てくるらしいのだが1万以上。

ところが上から手を突っ込んで切ろうとすると引き伸ばし機ヘッド部分の壁にハンドニブラのグリップをつかむ手がぶつかってしまい、板をくわえられない。
歯の向きを変えられないかと考える。ハンズに聞くと無理じゃないかという。しかしネット通販では替え刃が出ているのでばらせないことはないはず。
ものは試しと解体。替え刃には留め金を抜くための工具がセットされているらしいのだがセンターポンチなどで代用。

90°回転は無理だが180°なら可能。やった。でもかえって切り口が離れてしまい無駄。元に戻す。
上記フランス製なら板の面から浮いているのでなんとか可能かもしれないがとてもとても。
ならばと引き伸ばし機のヘッドを解体しようとするが、ビスをはずしてもカシメなのかよくわからないもので止められていたりはめ殺しがあったりでばらせない。
ここで無理して取り返しのつかない事態となるのは避けたい。上から手を突っ込んでできる範囲で対処するしかない。
しゃーないヤスリがけか。これだけはやりたくなかったんだが。
ところで、LPLで買うようにといっておきながら、替えのハロゲンランプを安く買えないかとつい気になって探してみたら、いくつか扱っている会社はあったのだが、ヨドバシの10%引きより500円くらいしか安くない。送料1,000円。直接行くにも不便な場所。だったら新宿に行ったついでにヨドで買ったほうがいい。たかがランプなのに6,000円は高い高いと思っていたが、元が高いんであって、LPLが乗っけてるわけではないとわかった。きっと100個とかまとめ買いすれば安くなるんだろうけど。