しばらく手がつけられなかった引き伸ばし機本体改造の仕上げ。ネガキャリア押さえ開口部をヤスリがけしてもう少し拡げ、削ってアルミの地肌がむき出しになった部分につや消し黒で塗装。しばらく使っていなかったら缶のふたが閉まっていなかったらしく溶剤が飛んでゼラチン状に固まっている。コーヒーゼリーのような趣き。つや消しとはいえ光を当てれば多少反射するが、ここは上の散光ボックスの光量が落ちている部分なのでさほど支障は出ないはず。黒パーマセルもあまり黒が濃くなくてマットとはいえ反射があるので、現行の箱の中に貼った残りの無反射布を発掘。ストックの中でホコリまみれになっていてこのままじゃうっすら光りそうなのでガムテープでホコリとり。5.5mm幅に切ってフチを黒く塗り、蛇腹がつけられているネガキャリア受けのさらに下の開口部分に貼って内面反射対策。

ヘッドの上から覗いたところ。開口部の上下はそのまま。比較して左右は拡がっている。ヘッドの下から見ると……

画面下のぼけた弧はレンズボードを受ける開口部。上の白い部分が散光板。その下の板が今回せっせと削ったネガキャリア押さえのスカート。その下にネガキャリアを挟む。さらに下の開口部、蛇腹の上の左側の辺が無反射布を貼った部分。右側は未加工部分。反射が残っている。ただネガを横位置に置けばネガキャリアでマスクされるので影響はない。
ルフレームにするための加工は、本体側はひとまず終わった、はず。でもネガキャリア受けがまだ残っている。