しばらくぶりに時間ができて撮影。といってもまたテスト、EV計測せず、晴れ。富士FP-3000B45で1sくらいで露光してみたのち15s。終わってからちゃんと露光したか不安になりだし、引き蓋を抜いただけだったんじゃないかという気がしてきたので、ホルダをあけてフィルムをほっぽり出し、もう一回装填して露光。2000年期限切れのジャンクフィルムは惜しげもなくこのようなことができてたいへんよろしい。雅が切れたら1999年7月期限のPRO100というのもある。これは11、2年前に製造されたフィルム。どんなことになるのか楽しみ。いや用途によっては他では得がたい効果を出す熟成フィルムともいえ、こんな湯水のごとく浪費するのはどうかとも思うけどまあいいよ。装填時にもテストだからと微塵も気を遣わず塵まみれ。乳剤面に平気でべったり触ったり野放図このうえない。写真の自由を満喫できる条件かもしれない。
ハンズで買ってきたアメリカ製のアルミ箔は開けたとたんにがっかり。アルミ箔ごときに1,155円も出したのに。45cm幅とはいえたった7.5mしかないのに。百均で売ってるやつでも15mとかある。でもそれは厚さ11μm。これは極厚の40μm。しかし開けた瞬間失敗確定。サンプルくらいあればいいのに。アメリカ製品に期待したのが間違いだったか。
新宿ヨドバシフィルム館に今年10月期限の富士ミニコピーフィルムが15本。680円の半額。ミニコピーは冷凍庫に昔のが1本あるけど、あまり使った記憶がない。1本だけ買ったけど使わなかったのか、1本くらい使ってみたのだったか。KodakのTechnicalPanのほうが通常撮影での感度が高くて使いやすいのでそっちに移行し、一時期は好んで使っていた。135やブローニーのモノクロでやっていた頃にテクパンで撮影したなかで、3点、この写真が私だ、と言い切れるものがある。自分がモノクロで撮影した中で選ぶとしたらその3点である。テクパンなき今、35mmカメラで最高の粒状をと思う人士はぜひ買うといい。現像液は、POTA処方はたぶんもっとも単純なフィルム現像処方だし、テクニドールリキッドはまだ販売されていると思う。現像ムラにシビアらしいが、適切に処理すれば、粒状とシャープネスに関しては35mmフィルムでは他の追随を許さない最高の結果が得られるはず。