初日まであと6日

ニスを塗ったネガを仕上がりサイズ相当で伸ばしてみる。厚塗り部分はさすがに境目が出ているが、色はさほど変わっていない。これだけ厚くてこの程度なら、と考えるも、薄く塗った部分もよく見るとプリントに出ているような気がしなくもない。雲のない空は何かとたいへん。ニスがうっすらダマになったりきれいに塗れないがとにかく鉛筆修整。ところが思ったように鉛筆が乗ってくれない。こすりすぎると乳剤がはがれてしまう。ニスが薄いのか、逆に厚すぎるのか。0.2mmのシャープペンの芯は折れないようにするため具合の悪い組成なのだろうか。やはり不器用なのだろうか。焼いても白く抜けてくれない。鉛筆が薄すぎるとしか考えられない。なのに鉛筆粉は定着しておらず吹けば飛ぶ。結局、ニスなしでベース面に塗るほうがまだ鉛筆のつきがいいと判断。前に思いついた針でつついて鉛筆分を埋めるという合わせ技に戻る。またも遠回り。できる限り鉛筆粉を濃く盛って、焼いてみるとようやく白く抜けてくれた。ホコリ跡が大きすぎて薄すぎるということだと思う。そうでなければこんなに手こずる理由がわからない。あいかわらず定着していないので修整したらすぐ焼かなければならない。またネガキャリアのガラスもそのつど洗浄する必要があるだろう。
さすがにもう実際のプリントにかからないとまずい。ネガ修整にいつまでも足をとられているわけにはいかない。だいたい大全紙のバット現像が実際に可能なのかもまだ確認していないのだ。どうなるんだいったい。