ついにネガ修整

両国橋は鉛筆修整したもののうまくいかず、フィルムクリーナで拭いて消してしまった。フィルムクリーナの跡がベース面についたが印画面には出なかった。しかし八景島のネガはホコリが目立ち、特に明るい部分の大きなホコリはどうにかしたい。鉛筆修整敢行。手の震えを筆先の振動に有効利用。やりすぎるとあとがつらそうなので控えめに、深追い禁物。ベース面へのつきが悪く、ネガについたホコリをブラシでとっていると消えているような気もする。白手袋の手で持ったままネガのホコリ取りをしていたら、ベース面側の指で持っていた周囲に蒸散した水の跡ができてしまった。ダイクロイックフィルターのように表面が虹色に光っている。なんてこった。でも焼いてみると出ない。フィルム表面の光沢などの変化はほとんど出ないもの。でも液だれとか水滴の跡などは出る。修整跡だが、鉛筆でも消しきれないとはどれほど抜けているのだろう。鉛筆は乗せられる限り乗せているのだが。でも深追い禁物。テストプリントで追い込んで、本焼きはまだ1枚だがほぼ固まった。あとは紙の折れとか傷み、展示時のトラブル対策で、フィルター値を少しずつ変えながら3枚くらい焼けば充分か。いやそれくらいにしておかないとあとがつらくなる。
八景島前に補充800ml。