終わったのか?

昭和記念公園、しゃかりきで焼いた最後の印画紙をドライヤで乾かして運んだら合い紙にへばりついてしまった。その前のも、乾いたと思って重ねたら乾いていなかったらしく対向の紙と癒着。あんまりだ。他にも5枚くらいスペアはあったのだが、マゼンタ寄りすぎとかで使えず、結局軽く折れたのを展示。多摩川はさすがに焼き直せなかった。今日これからは無理。というよりやっちゃったら破滅。でも明日やるかもしれない。やるか。やるのか? たいていいつも搬入が終わっちゃえばこれでいいやとなるもんだが。異様にテンション上がって妙に焼きに拘泥し、納得いくまでとことん焼いてやるぞ、とか吹き上がっている搬入直前の精神状態のほうが特殊なのだろう。だいたいあれほど気を入れて焼いた横浜とかも現地じゃほとんど区別がつかない。しょっぱなに焼いた多摩川は折れが多くて折れのないのを選んでおり、色とかたいして関係なし。搬入して距離を置いて見ちゃうと、現場でのおかしな熱狂から醒めてしまうもの。この日誌での切羽詰まり具合もすでに笑える。しかしこんなありさまでもこの5年来でいちばんましな搬入というのがほんとのびっくりしどころ。あれほど騒いだスポッティングはどうしたのかって? それは……