朝から曇。私設図書館へ。認証形式の無線LAN。ほうじ茶飲み放題、コーヒーがつく。カフェインが苦手で、朝飲んでも晩に眠れなくなっちゃうので控えているのだが、せっかくなのでいただく。ほうじ茶もカフェインは入っており、飲みすぎると眠れなくなる。茶っ葉を使った茶はご法度。なのだが、とにかくあったかいお茶が飲めて2時間250円はお得。無線LANができるポータブル機があればここで充分足りる。しかも吉田寮からそう遠くない。わざわざネットのために四条河原町まで出なくていい。風呂だってネカフェのシャワーより銭湯のほうがいいに決まってる。途中の出入りも自由。吉田寮で安眠できる限り、これでネカフェいらず。前からここの存在は知っていたのだが、これならもっと早く来ていればよかった。昼頃晴れてきたが、まだ雲は完全には消えない。どうするか。
また雲が広がってきて特快晴にはなりそうもないので、箱だけ持って身軽に近所をぶらぶら。金戒光明寺。ひろびろ。御影堂は悪くないのだが、もう普通のお堂は飽きた。そしてアフロ大仏。これやらないでどうするよ。背景紙がどうとか面倒くさいし、そんな小細工やめて正面から空で行く。ただ西向なので夕方になるが、斜め右に石柱があって15時くらいにはちょうどその影となる。14時すぎには既に影がいくぶんかかっている。その後の日没前だと顔に対してプレーンライティングに近くなるし、その前ならクロスライトとなり、ポートレイト風に顔の彫りが強調される。と言ってもあんまり深く彫られていないけれど。できればどっちも見てみよう。真如堂もゆったりしたいいお寺。変に観光寺院化していなくてたいへん落ち着く。特に金戒光明寺墓所がすぐ隣で、この時期でも墓参客がちらほらおり、地元民の生活にとけこんでいる様子。だんだん雲が減ってきた。しまった。機材一式をとりに吉田寮に戻る。15時頃にはすっかり晴れる。でもアフロ大仏には柱の影がかかっている頃合なのであわてても詮なし。15時16分に戻るとど真ん中にしっかり影。待っていたら西から雲がやってきた。まあこういうもの。
アフロさんの前で日に照らされながらこうして記述している。鳥が啼き水が流れる。平和。15時45分頃にようやく影が顔の半分を通過。16時30分、まだ影がアフロヘアと左頬の端、左身頃から去らない。もうすぐ日が山に隠れる。無理だ。なのに空はきれいに特快晴。こんなことならやはり宇治の黄檗山に行っておくべきだったか、夕方晴れそうな気はしたんだよな、なんてことは考えないようにして、少なくともこの時期にこの仏像を夕方に撮影できる見込みはないと目の当たりにできただけでよしとしよう。もうちょっと日が長くなっても柱の前の木の影がかかり、さらに日が長くても、今度は日没直前に山門に遮られるので、当分は無理。夏至近くの6時前の西からの光でようやくどうなるかというところ。でもまあそのくらい一目で見抜けって話なんだが、それができたら苦労はない。とにかく日暮れ時まで見届けた。ということで特快晴日の昼過ぎに再訪。
あとで南の空を見たら遠く雲。宇治は雲が出ていたんじゃないか。ちょっと遠い気もするけど。いまだに雲の距離が把握できない。高さにもよるわけで。雲出てたよきっと。ということにしておく。