7時。晴れ。やや雲あり。ついに来たか。しかし各社予報では午後から曇、あるいは全日曇。様子見ていたら次第に雲が広がってくる。さんざん迷ってとにかく南へ。しかし11時半頃大和西大寺に着いたら北も西もむくむく雲だらけ。わざわざここまで来たことで、無理だったのがわかった。はっきりしないまま後悔するよりはまし。戻る途中で雲が消えてきたが、京都に戻ったらもうすっかり曇。こりゃアフロ大仏も黄檗山も見込みなし。13時で本日終了。
そろそろまた吉田寮にいるのが厳しい頃合いになってきた。また寝カフェでリセットか。毎晩やかんもかけずにガスストーブつけっぱなしで空気が乾燥しきっており、ノドのカゼっぽさが直らないのでそのほうがいいのかも。寝カフェも乾燥しているがあの部屋よりはいい。
気象庁webにある日照時間の平年値分布図を見ると確かに岡山あたりは日照時間が長いようだが、それより東海の赤さが目を引く。全体に東と南の海沿いの日照が長い。そこで過去の気象データ検索でこのあたりの都市の日照時間と雲量を調べてみる。いずれも1971年から2000年の通年の平均値。
    日照時間 雲量
    (時間)
岡山  2009.8  6.3
神戸  1965.8  6.2
大阪  1967.1  6.5
京都  1734.3  6.6
奈良  1837.6  6.8
名古屋 2053.4  6.2
伊良湖 2220.7
浜松  2156.8  6.0
静岡  2037.7  6.4
東京  1847.2  6.4
このなかでは京都の日照時間が明らかに短い。京都より日照時間の長い奈良のほうが雲量が多いのだが、奈良では巻雲や巻層雲のように、雲が出ていると見なされるが日照時間としても勘定される雲の出現率が多く、つまりおぼろで視程の短い天候の日が多く、京都では高層雲や乱層雲など日射をほぼ遮る分厚い雲の度合が多いということだろうか。同様の逆転関係は岡山と神戸にもある。ただ、雲量のほうはわずかな差であり、有意の差ではないのかもしれない。さらに全天日射量と比較すればデータの意味がより判然とするのだろうが、それ以前に用語の意味すら理解がおぼつかないのでそんな芸当はできない。
結論としては、日本で晴れの日の写真が撮りたかったら、東海地方の海沿いがもっとも適していると言える。そして、京都が東京あたりとくらべて極端に晴れの日が少ない、というほどではなさそう。ただ、東京では日照時間と雲量を勘案すると12月と1月がよく晴れており京都は2月、ついで1月の日照時間が少ない、とは言える。つまり、これからだ……。