朝から特快晴。クリエイト新宿で名古屋のネガを出し、テストのネガを引き取る。客はそこそこいるが非写真撮影業者が多い様子。Roonee 247 photographyへプリントを持っていきマット加工を依頼。マット加工を自分で発注するのは10年前の初個展時以来。当初はオーバーマットでプリント裏打ちのつもりだったのだが、裏打ちは耐久性が低く、数年で浮いたりはがれてくる可能性があるという。あくまで展示用の処理であって、長期にわたって鑑賞や保存するような用途に使うものではないらしい。知らなかった。モノクロバライタプリントのドライマウントみたいなものだと思っていた。カラープリントは熱がかけられないので粘着シートで圧着するしかなく、長期保存には限界があるのだそうだ。固化する接着剤で完全に固定し一体化するのではなく、粘着力でひっつけているだけなので、いずれはがれてくるということだろう。それはアルミやアクリルや塩ビを裏に貼る加工でも同じとのこと。アルミは薄い裏打ち素材よりは伸縮が少ないのでプリントへの無理がかからないぶん多少ましという程度で、経時変化が起こるという問題は解決されない。よくそうやって売られてるけど、売れるような代物じゃないではないか。そうすると販売するための加工としてはマッティングして額装するかフォトアクリルくらいしかない。しかしフォトアクリルは反りやすい。それにアクリルはガラスより弱いため、表面の汚れを拭けば必ず傷がつく。部屋に飾っていれば長期的には汚れは避けられず、これは致命的だと思う。あいかわらずフォトアクリルの展示が多くて、今日も10mmくらいのやたらとぶ厚いのをどこかで見たが、画面と同サイズにすると画面内にエッジ部分の影がかかってしまいたいへん目障り。だいたいほんとに保存性が高いのかどうかも定かでない。結局、伝統的な額装しかないということか。裏打ちはできないが、大全紙だとオーバーマットではどうしても浮いてくるという。ブックマットで下側にプリントを貼ればいくぶん押さえ込める。納品先に要確認。
15時頃雲が出てくる。新宿御苑脇で展開。1枚しか撮影していなかった2つめのボードのカットに二重露光してしまう。でも2つめは解体してしまって、テープがないので組み立てられない。見込みは薄いのだが出直し。ロールフィルムの勘はすっかりぶっ飛んでしまった。16時前に雲が厚くなり撤退。