ここしばらくのろのろとプリント。天王洲、悪くないんだが、もっと広角でもよかったか。たぶんまた行く。荻窪はあまりさえず。海岸通り。これは期待以上。
プリントに汚れと水の線が出るようになった。どちらも1カ所しか出ていないのでローラーに付着した汚染の転移ではない。水の線はローラーで水を切った後についているわけだから排出口付近だろう。でも原因不明。新宿のレンタル暗室にあるCP51でも同様の乾燥ムラが発生していた記憶がある。同じ原因だろうか。
ネガにソラリゼーションが出ている。露出が長ければプリントにも現れる。NPCのみで、Pro160NCやPro160NSといった最近の製品にははっきりとは認められないが、露出過多なのは確かだろう。でもそれはハイライトに対してであって、シャドウ部が重要なネガではこれくらいがちょうどいい。どうしたものか。段階露光か。
Ektar100なんだが微粒子なような気もする。しかし6x9判から六切では拡大率が低くて粒状なんてろくすっぽわからない。ルーペで見たって印画紙の粒子との区別がつかない。大伸ばしでテストするには引き伸ばし機の設定を変えねばならず面倒。彩度については富士とそう大きくは変わらない気がする。だいたい絵柄が特殊すぎてフィルムの特性なんて皆目見当もつかん。この用途に向くのかどうかさえまるでわからず。でも充分使えるしこれで行くか。なんたってプロ用途とされる中では安い。
KodakのUltraclor100があるうちに使っておけばよかった。かなり高彩度だったらしい。4x5がなかったのでまったく気にもとめていなかったが、ブローニーを使うようになったら生産終了だ。もっともEktar100が後継商品らしいけど。ネットで探そ。気が狂ったような高彩度のAgfaUltra50の120がまだ何本か冷凍庫に残っているはずだが、あれ使えるんだろうか。7、8年前のフィルム。国産なら充分使えるけど、Kodakの2000年くらいのはかなりかぶっている。Agfaじゃさらに劣化が激しい可能性大。まあやるだけやってみるか。この用途にはそれもおもしろいかも。
引き伸ばしの露出を変えると見えが大きく変わる。まああたりまえといえばそうなんだが、まっとうなネガとはまた異質の変わりようを示す。おそらくプリントフィルムに焼けば、この広大な濃度域をかなりの部分再現できるのだが、銀塩引き伸ばし用のプリントフィルムなんてきっと1m幅以上の50mロールとかでしか手に入らないだろう。インクジェットなんか使う気はせんしなあ。ましてLambdaなんて。Lambda用のプリントフィルムをどっかで小分けしてくれないものか。