真鍮の加工はアルミや銅に較べて難しい。ある程度の強度が必要で、しかし鉄はすぐ錆びるし、ステンレスは硬すぎて加工しづらい、ということで真鍮なんだが、.1tと薄いと曲がりやすいし中途半端に硬い。ハンドニブラで穴を広げようと思ったら刃の隙間に埋まっちゃって切断されない。安物だからだろうが、仮に万以上の舶来品でもうまくいくかどうか怪しい。やむなく千枚通しとカッター!とサンドペーパーを駆使するが板はふにゃふにゃ。指紋べとべと。指紋はアルコールで拭けばあっさり落とせるが、一度失われた平坦性は二度と戻らない。道具がこれで不熟練者では所詮ここらが限界か。他にうまい加工方法はないか、所期の目的を達成する別の仕掛けがあるんじゃないか、と思案するも何も浮かばず。これから仮組してフィルム装填。明日は午後晴れの予報。だが。