数日前にレンズつきフィルムを55stationに出し1時間程度で処理が上がったものを引き取る。ネガ現像とL判プリント23枚で1,481円。インデックスプリントつき。ネガを見るとEOSのように逆巻きになっているらしく、ネガのはじめのほうが未露光で余っている。プリントだが、細い線はにじんでいてジャギっぽい。これはプリントがレーザ露光だからだと思われる。インデックスプリントの文字の輪郭もにじんでいる。200dpi程度だろうか。中心部はこれだけ写れば一般的な用途なら充分だろう。画面周辺部はやや流れているが1枚構成のレンズにしては上々。1mくらいまで近接するとさすがにピント範囲から外れてしまうが、たいていはそこそこ像を結んでいる。肝心の階調だが結構よく出ている。夏の晴天下で高コントラストだが破綻がない。逆光の空はかなり白いが飛んではいない。たいしたものだ。日中に露出を合わせた固定露出のようなので室内では無理があったろうが、この値段でフラッシュまで装備して解決してしまうというのがすごい。チャージ時間も早かった。この内容で機材もすべて込みで2,000円足らず。国内で処理する限り他の手段ではまず実現できないだろう。
ネガを見ると長辺の上下に位置をずらして三角の切り欠きが入っている。ハッセルの画面左のノッチの片方を逆側に移したようなものだ。今度プリントするとき焼いてみよう。
HCL新宿にだいぶ前に出した日光の増感ネガをようやく引き取る。シャドウ部はまだ出きっていない。やはりもう一度行くべきだろうが、露出を長くかけるとこんどはにじみが出る可能性があり、結局無駄足かもしれない。それでも、たぶんいずれ行くだろう。無駄を恐れていたらまったくなりたたない。丸ごと無駄みたいなもんなのだから。
HCL京都とは現像料金などは基本的に変わらないとのこと。
この夏は気温が上がらず、外に放置したポリタンク内の廃液の水位がなかなか下がらなかったのだが、この10日ばかりでようやく減りはじめた。今月中にもうちょっと稼げるだろうか。農作物みたいなもの。