まただ。昨日まで3日間絶好の撮影日和で、雨の翌日の6日などは西の山並みが見える透明度だったのに、その青い空を見あげながら日銭稼ぎに追われていたのだが、やっと終わったと思ったらベタ雲。なんてこったい。やむなく、今さらだがAdobe CS4でも入れてみる。
Photoshopで大量のファイルをいっぺんに開いた際に、昔はファイル名順にウィンドウが開いていき、メニューにもそのように表示されていたのだが、CSになったあたりからぐちゃぐちゃの順序で開かれるようになってしまった。CS4でも改善されてない。ありがた迷惑なタブウィンドウなんかよりこれをどうにかしてほしい。簡単なことだと思うんだが。それともユーザ側で解決できるのだろうか。でも、Photoshopがどうなろうともはやどうでもいい。3とか4の頃は新しいのが出るたびにわくわくしたもんだが。Indesignからナビゲータパレットが消えた。退化か。先行き暗いIllustratorの延命策か。
いらない画像データをざっくり整理したらHDに100GBくらい空きができた。でも消したファイルのどれかがあとから必要になって泣きを見る、というのがいつものなりゆき。これを防ごうとしたらHD容量を際限なく増殖させていくしかないが、それよりは半べそくらいならまだまし。とにかくデジタルデータは軽い。なんのためらいもなく捨てられるし、消したものが必要になってもたいていどうにかなる。まったくもって軽い。よかれ悪しかれ。
写真関連の著述などする写真業界人が自分のwebページに有名写真家の画像をべたべた貼りつけているのだが、許可をとっている様子もない。最近はそういうのが許される風潮になってきているのだろうか。著作物の無断使用がweb上でなし崩しに横行しているのが現状なのは確かだ。しかし、著作者の権利について敏感であるべき立場だろうに、率先して著作権を侵害するとはいったいどういう了簡か。書籍の場合には、引用図版が各ページの1/4以下の面積であれば参考図版と見なされ著作権者の許諾は不要などとされている。法的根拠はなく慣習的にそういうことになっているというだけだったはずだが、書籍の参考図版はほとんど1色なので問題にならなかったという面もあろう。著作権法32条第1項には「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない」とある。だが、web上での画像の無断使用が「報道・批評・研究」かそうでないかをどこで判断するのだろうか。商業使用は除くとしても、それ以外のすべてのwebページで勝手にでかでかと画像を使いまくられたら、画像の著作権所有者はたまらない。そうではなく、職業的著述者であるから「報道・批評・研究」目的を掲げるのが許されるということか。それとも知的所有権廃絶といった確固たる主張のもとにやってるとでもいうのだろうか。