巻雲たなびく並の晴。改良器の内面反射対策。といっても壁面に紙ヤスリをかけるだけだが。テストの際、ネガの裏側が壁に当たる部分と壁が薄くて離れている部分とで濃度差があり、壁を通して光漏れがあったと思っていたのだが、壁のないほうが薄いのでそれが原因ではない。考察の結果、フィルムの乳剤面を経てハレーション防止層を透過し壁で反射した光が、もう一度ハレーション防止層をつきぬけて濃度を上げているとの結論に至った。それなら、直後に壁のない部分では反射してこないので濃度が上がらないことも説明できる。ハレーション防止層がそれほどの透過を許すとは思えないのだが、これ以外に考えられない。ハレーションそのものというわけだ。普段の露光状態ではほとんど影響がないが、テストのときには極端な増感をしたので差が現れたのだろう。壁に光沢があるのが一因。これをざらつかせれば改善されるはず。なんとも原始的ではある。
RadioShark2につないであったアンテナプラグを開けてみたら錆びてぼろぼろだった。10年近く外に放置していたのだから無理もない。アンテナは防水仕様だが、プラグのほうは風雨に耐える設計ではない。同軸ケーブルを引っこ抜いて、百均で買ったつくりの悪いTV用の75Ωのプラグにつけかえたら、ノイズが激減し実にクリアに受信できるようになった。2年以上もRadioShark2本来の性能を発揮させずにノイズだらけで使っていたのだ。アンテナだってずっとあったのに。もったいないことをした。都内各局はむろんのこと、79.5MHzの浦和Nack5も76.1MHzの川崎interFMもばっちり。84.7MHzのfmyokohamaもまずまず。向きを変えればもっと入るだろう。78.0MHzの千葉bayfmは厳しい。83.4MHzのFM世田谷や78.2MHzむさしのFMはまったく入らない。コミュニティ局や遠方の局の受信となると専用のチューナにはかなわない。でもそんなにいろいろ聴けても、その前にエアチェックしたまま聴いてないmp4ファイルが20GB以上たまっている。
ラジオの基本、モノラルラジカセも折れたアンテナを補修してもっと使おう。携帯ラジオはたぶん3年くらい行方不明。
定着液で溺死したと思っていた暗室時計が生還したのに気をよくして、不調のオーブンレンジを浴槽に沈めてみる。1晩漬けこんでから年明けくらいまで干物にする。どう出るか。
写真と無縁の与太話ではない。ラジオもレンジも写真におおいに関係する。ラジオは暗室作業に必須だし、レンジでテストピースを乾燥させたりする。関係あるったらあるの。