発色現像液の補充は多すぎだった。CN-16のつり下げ式自現機の単位補充量に従っていたのだが、CN-16Lでは120フィルム1本につき、N1-R:35ml、N2-R:7ml、N3-R:11ml、N4-R:20mlとのこと。4x5換算で現像液は1枚あたり8mlとなる。今までは倍量でやっていた。53枚分で212ml余計に補充してきたことになる。道理で濃いわけだ。ってカラーネガの1/9の濃度増を目視で見わけられるわけがない。しばらくは補充控えめで。しかし富士のひとは、少量処理で補充はおすすめしないという。液の疲労が早くて補充では追いつかないから。naishoさんの見解が裏づけられた。CN-16Lはミニラボ用なのでCN-16のようにつり下げ式現像は考慮されておらずなおさら無理があるらしい。でも早めに全液交換すれば問題あるまい。それから標準処理では安定液の補充量が多い。安定液なんてただみたいなもんだしすぐ全液交換すればいいと思いがちだが、実は安定液がいちばんコストがかかるのだ。精製水を使うから。2Lで400円は高い。カラーネガ現像薬品の中でいちばん値が張る。なんとかならんのか。なるはずだ。ただ現状ではそうそうしょっちゅうは換えられない。しかし仕上げだし、もう汚れてきた様子だし、換えたほうがいいのは確か。安定浴は室温でいいとのこと。長くても問題なし。
CN-16L N1-R使用液のpHは10.05±0.05でこれはCN-16 N1-Rと同等。
昨夜、ずっとメインで使ってきた温度計を床に落として、その後もこづき回してしまった。あーあ。見たら液が途中で切れている。今までのデータはパー。代わりはあるけど校正とってない。カラー用の高精度の温度計は行方知れず。
とにかく現像。あんな適当露出なんだから現像条件が一定でなくても大勢に影響なし。クリスタルビュー2枚。丸の内は表裏逆に装填してるんだが他より絵柄くっきり。おもしろい、と一瞬思ったが、某所で評判の悪い、135カラーネガを逆に巻いてあるってやつと一緒か。陳腐。ハレーション防止層が全然遮光性ないのを痛感。あとさいたま3枚。
さらに補充なしでいつのかわからないネガ3枚といつかの1枚と本日の2枚。いつのかわからない1枚はポジだった。図らずもクロスプロセスをやってしまった。もっと液がへたってからやるつもりだったんだが。薄めだが階調は出そろっていて、カラーバランスは崩れてるだろうが焼けなくはなさそう。これでしばらくネガ現像はお休み。