特快晴。無条件で行く。昨日プロセッサを回しっぱなしで装填もせず寝てしまったので、浴室でフィルム装填。フィルムの内袋を露出させたままドアをしばらく開けてしまったが、経験上たぶん無傷。駄目でも駄目の境界が判明する。自家現像以前はこんな事故にあったフィルムは問答無用で捨てていたが、今では現像コストを気にしなくていいのでどんどん試せる。2005年11月期限の160NSはあと25枚1パックを残すのみとなった。これまでの125枚のうち、なんらかの不手際で使わないまま処分したたのは何割だろうか。QLは没フィルムもそのまま残るが、裸のカットフィルムは片っ端から捨ててきた。ここまではみんなテスト。これを使いきったらPro160NCかPortra160VCと400NCだが、ここからが本番だ。
月島。2005-12-10以来。ギンイチスタジオショップへ。移転後初。旭倉庫の中。今は昔日の勢いなどまるでない工作舎も入っている。東大駒場裏は引き払ったのだろうか。s-Wingスタジオクランプの締めネジが曲がってしまい使いづらいことこのうえないので、輸入元であるギンイチに直接行った次第。替えてもらって値段を聞いたら525円。ありがたい。でも、同じクレームが相次いだため粗悪品としてその後改良され、迷惑料込みでこの値づけということもありうる。古いのと形状が微妙に違うし。倉庫だけあって天井が高いが客より店員のほうがずっと多いのは相変わらず。LPLのC7453が台出ていて、15万のが売約済。もう1台は13万。妥当な値段。ヤフオクは叩かれすぎ。VX125Bが10万で出ていた。CP-51がSDモジュールつきで35万。中をあけたら結晶がこびりついていてゴムローラーもへたっており、かなり使いこんだ様子。日常焼きのために5lも維持するのはたいへん。大全紙の時だけバットを持ち出して、日頃はCP-31のほうが効率的で場所もとらない。現状でOK。
ここから隅田川沿いを左回りに。川ったってほぼ海だろうけど。舗装された川岸が続き、ライン川を思い起こす。水門ごとに歩道が途切れるのも一緒。かちどき橋を越えて築地市場浜離宮を横目にはじめて豊海へ。ここは海岸線まで許可なしで出られる、都内では珍しい埋立地。一部小さな埠頭には入れないが、それ以外は波の上まで行ける。倉庫が道に面していて荷下ろしやってるし、間違って入ってしまったかと思ったが、地番表示もあるしれっきとした公道。竹芝埠頭が真ん前。空が青い。何気ない光とものと光景を、ただ歩くだけでは漫然と見過ごしてしまうことどもを、どれだけ意識的に見ていけるか。10年前よりよく見られているだろうか。気づきはある。だが、それは眼着が変わって見ているものが別というだけかもしれない。ぐるっと回って月島へ戻り、民家の密集地を通る。古い埋立地だけあって古い木造民家が多い。そして佃島の集合住宅群。密集度が低く期待したものはない。ラグビーボール状の巨大な金属製張りぼてが浮いている。薄暮の頃きっちり一周して帰還。