新宿駅より東京駅のほうがやや軟調だがそれでも硬い。スターターを加えないのは原因ではなかろう。ブロムカリは現像抑制剤であり、わずかなカブリを除くための成分なので、シャドウ部を飛ばしてしまい、かえってコントラストを増大させてしまうのではないか。撮影フィルムに対するフラッシュ露光はどうだろう。カブリとして現れる前のぎりぎりの光量で均一な前露光を与えて、シャドウ部をかさあげしてやるわけだ。これは実行可能だし、効果はあるだろう。あるいは現像主薬を増量して現像時間を短縮する方向はどうか。それより何より増感しすぎなのではないか。この現像法ではコントラストは上がる。一方長時間露光の場合、相反則不軌やフレアファクターの増大などでコントラストが下がる。増感による硬調化と長時間露光での軟調化をバランスさせればいいんじゃないか。3段増感を、ラボではできない、自家現像ならではのテクニックとして、今回の目玉にしているわけだが、3段増感に執着しすぎだろう。2段増感なら堀内でもやってるわけだが、別にそれでもいいんじゃないか。
明日は早い。適当に切りあげて寝る。