朝晴だがぼんやりした空。予報も午後曇で暗室日和。木曜日プロセッサから抜いた薬品を使ってある実験。期待したような効果は出ない。27℃程度、シャフト高33cm80mmf32、1/4出力C0M40Y10あたりで300s。100sで黒。f22でC0M45Y15の80sとかf19C0M45Y1580s。眠い。f16の60sとかでもやってみるがさえない。この方式ではうまくいかないのがわかった。でも、これと直接には関係ないところで、そうだこの手があったという発見あり。これぞ実験の醍醐味。写真界の中村修二と呼んでくれ……るひとはいないんだろうな。
ネガ現像。その前に前露光のテスト。ヘッドを最高位置まで上げ、漏光防止にダストカバーにしている百均で買ったエアコン用のカバーをかけ、1/4出力、C180M170Y200、135mmf32、これで1sから12sまで1s刻みで段階露光。フィルムは160NS、カットフィルムホルダに入れて徐々に引き札を開けていく。相反則不軌が出るので露出は短時間のほうがいいのだが、あまり短いとタイマーの誤差が出る。1sでもあやしいくらい。
で現像。これと昨日の5枚、すべて標準現像。CNL-N1Rを48ml補充。数カ月ぶりで使った改良前の1号器のキャップが固くてなかなか開かない。現像してみたらこれまでにない幅広いケラレ。ねじこんだからだろう。もう使わなくていいかも。前露光テストは、12s部分では明らかにカブリが出ている。1sのほうは黒フチとの差がまったくわからない。顕微鏡ではだいたいその中間、6sあたりでカブリがなくなっているように見える。何の参照項もない中、ただ勘に頼ってやってみたのだが、われながら絶妙の初期条件設定である。確認のため5sから7sにかけてもう一度やってみる。ところが誤って1s、2s、7sでやってしまった。7sは明らかに濃い。この濃さからすると、5sでも長すぎ。1s x 5が5sになっていなかったわけだ。タイマーの精度もあろうが、ハロゲンランプの通電から発光までの立ち上がりの遅れが影響しているのだろう。昼間実撮影で前露光のテストをするつもりだったが間に合わない。315円で買ったトヨのカットフィルムホルダのチェックにはなったが。晴海の残りと2010-01-15の新宿2枚。なぜか濃い。
pHの校正液は、なんだか面倒で、またこのpH計が使いものにならないという決定的な事実を突きつけられそうで気が重く、まだ開けていない。