フジヤジャンク館で315円のトヨカットフィルムホルダー45IIが10枚。すべて買う。まだ使うあてはあるのか。ないでもない。ただ、もう充分枚数は足りていて、あまり出回らないこの製品がよくあるアメリカ製より平面性がいいというのだけが買う理由なので、これ以上は必要ない。
用品館にHCLのダークバッグが特価品として1,500円で出ていて、LPLの同種製品が7,000円とかかなり高くなっている記憶があったので買ったが、エツミのは大でも市価がまだ2,000円程度だった。ただ、エツミのチェンジングバッグは、ちょうど20年前に暗室用品一式をもらいうけたときについていて、ロールフィルムの現像や4x5の装填のたびに使っていたけれど、内袋はメッシュで遮光性がなく、外側のゴム引きがボロボロと剥がれるようになって10年くらい前に捨てた。劣化した暗袋はフィルムのホコリの元凶なので即刻捨てたほうがいい。そのあと買ったLPLのほうが、袖口にゴムが2本入っていてホコリよけの保存袋もついてものがいい。これから買うひとは高くてもLPLにしたほうがいいと思う。ブランド品は別だが、そうでもないのに高い品物にはそれだけの理由がある。トヨのホルダもそう。ところがLPLをこのところ持ち歩くようになって乱暴に扱ったためか保存袋がぼろくなっていたので、ついこのHCLを買ってしまったが、中身はエツミに近くサイズも同一、あまり長持ちしそうもない。俺としたことが、堀内カラーなんていうぱっとしないブランドのタグつき製品につかまってしまった。ただ、エツミと形状が違うようでまったく同一製品ではなさそうなのでよしとする。
毎回決まった折りかただと、同じ場所がいつも角になるため、地図が折り目から破けていくように穴が開いてしまう、だから暗袋はくしゃくしゃに丸めたほうがいい、という指摘もある。なるほど一理ある。しかしそれでは持ち歩くときにホコリまみれになってしまう。たとえ寿命が縮んでも、きっちり折って袋に詰めて清潔を保てたほうがいい。自分自身はあくまで寿命優先だが。
フォトレックルーパスも購入。7,000円弱。4x5を2セット持っていくならフォトレック30でどうにか収まるくらいだが、現行器だけだとスペースが余ってしまい無駄にでかくて重いので、一回り小さいのもほしいと思っていたのだった。1.6kgとのことで、3kgくらいのフォトレック30よりずいぶん軽い。以前使っていたTamrac Summit Photo Backpack 777より幅があって薄いくらいでほぼ同じくらいのサイズ。ジッパーが防水タイプでコストがかかっている。帰って現行器を詰めてみると、これでもまだ大きくて持て余してしまう。入りきらないよりはましか。困ったのは、ショルダーハーネスの上に三脚が載せられるようになっているのだが、その部分のハーネスの左右がつながっていて、背負うと頸椎にブリッジ部分がぶつかって違和感がある。試用してから買うべきだった。ブリッジを切っちゃうか。しかし山屋がつくったカメラバッグということで、そんな設計ミスをやらかすとは考えにくい。フォトレック30もフォトレック40もたいへん背負いやすい。もっと緩くして使うようにできているのかもしれない。しばらく試してみる。
かくして所有物が増えていく。身軽に暮らしたいのに。減らすほうはいっこうに進まない。