ステップウェッジを使い、濃度計のかわりにスキャナを用いて簡易センシトメトリーを行うというアイディアをあるところで拾う。なるほど。現像したネガの濃度管理が濃度計なしでできるなら、気まぐれな安物pH計なんぞに頼らずともより正確な処理が可能になる。工程の条件を測定し一定にしたところで、結果の安定が保証されるわけではない。結果を直接計測するのがいちばん確実に決まっている。B&Hには4x5用があるが、紹介されているStoufferのほうが製品が潤沢。こりゃ相当奥深い。カラーでも可能なはずだが、グレイバランスもからんできてマスクもあるのでモノクロよりさらに話が高度になってくる。なかなか歯応えありそうだ。
デジタル機材を展示用途に使う気はもうさらさらなく、webで写真をさらすのもまったく関心がなくて、せいぜいファイルとか印刷物程度なので、スキャナはもうどうでもいいと思っていたのだが、俄然新しく買う気が出てきた。むろん10数年前に40万したやつはお払い箱。GT-X820というのが今どき新製品で出ているが最上位機種のGT-X970は2年半モデルチェンジしていない。引っ越ししたら調べよう。
eBayにLPL745X系のカラーフィルターモジュールが出てる。175ドル。日本までの送料102.93ドル。現時点で入札ゼロ。これ、持ってないひとは絶対買いだと思うんだが、必要なひとはみんな持ってるということか。