eBayで競り負けた。Apo-Rodagon 150mm F4。終了4秒前に2人が突っこんできてあっけなく敗退。慣れた人間がこういう局面でとる行動様式は日本と一緒だが、参入者が多いだけ競争が激しい。4秒前は日本じゃ見たことない。去年欧州旅行をしていたとき、日本のYahoo!オークションに同じ玉が出ていたのだが、今回の落札金額のほぼ半額の開始価格で出され、競り合うことなくそのままの価格で落札されていた。eBayは日本より総じて安く落札されるらしいのだが、こういう定評がありかつ生産終了の稀少品は競りあがるようだ。あちらのほうが日本より銀塩引き伸ばしが盛んに行われているとみていいのだろうか。落札者が米人とは限らないが出品者はそう。
引越前に荷物が増えなくてよかった、それに出費も減らせた、そう思うことにする。
ようやくにして2台目のCP31の動作確認。まずは3槽とも水を注いで電源投入。お約束のように液晶表示が昇天していたのでリセット。走行系はまったく問題なし。循環系・ヒーター・サーモスタットも正常に動作する。第2・3槽の温度設定がたぶん出荷時のままのセンター位置で、33℃とやや低いのでちょっと上げるが、水洗温度を高くする必要は特になく、蒸散量が増えるだけなので第3槽は元に戻す。購入時には動作音が大きいのでBランクとのことだったがまったく問題なし。むしろ前からあったほうより快調。汚れも少なく金属部はぴかぴかで、これは新しくてあまり使ってなさそう。でもシリアルはこっちのほうが数字が小さい。2台保有してもいいような気もしてきたが、そこまで広くもないし。さてどちらを処分するか。
捨てるものいろいろ。紙見本に色見本。みんな古いしもう使わない。2004年個展の撮影に使った石膏像。でもアポロとミケランジェロメディチのレプリカは残しておく。昔の労働の出来本も処分しようと思うが、ヤフオクよりAmazonで気長に売ったほうが楽なのでたいていは持っていく。それ以外のほとんどの本もどうにかしたい。CRTのモニタもレーザプリンタもさよなら。スキャナを含むSCSIのシステムはまだ迷っている。しかしいちばん難儀なのはA*0のライト*テーブル。ここに越してきたとき、前の所有者が処分に困っていたのをもらいうけたもの。当初は展示用途に使うつもりだったが、もうすっかりやる気が失せた。暗室の中央に置いて作業用テーブルとして使っただけ。これはもはや粗大ゴミに収まる代物ではなく産廃扱いだろうと思うのだが、いくらかかるかわかったもんじゃない。椅子の廃部品は金ノコでぶった切ってゴミに出したが、こいつもそうせざるをえなくなるかもしれない。直接の写真機材で処分するものというと、ストロボ用ライトスタンドとレフ板を知り合いに譲る程度。特に減らす必要も感じない。