三菱グレースカラーペーパー。

http://www.mpm.co.jp/photo/MG-1000/index.html

30.5cm幅、つまり12インチ幅。CP31/32にぴったりじゃないか。どうして今まで気がつかなかったのか。CP31/32は小半切、短辺12インチが最大処理サイズだが、一般にこのサイズの印画紙は販売されておらず、多くのひとはかわりに11インチ幅の大四切を使い、一部はより大きな印画紙から12インチ幅に切り出して、このプロセッサで処理可能な最大のプリントを得ていた。でも、シート紙から切り出すと無駄が多いし、ホコリもつきやすい。このロール印画紙を使って、サークルカッターを加工してホコリもつかないように工夫すれば、無駄なくCP31/32に最適なサイズのシートが切り出せる。カットも1回ですむ。しかも長辺の長さは変えられるので、135の2:3から6x6のスクエア、はたまた6x12や6x17といった変則フォーマットまで、各種アスペクト比に応じて自由に縦横比率を変更できる。こりゃあいい。グロッシーとラスター。90m巻き。ケミカルも供給されているようだが、RA-4互換と見て間違いなかろう。
10インチ幅、8インチ幅、それ以下もある。
DNPのIMS小田原もまだカラー印画紙をつくっている様子だが、情報が出てこない。個人で入手するのは難しいかもしれない。

これで日本があらゆる点で写真資材供給の中心になったと考えるにはまだ早い。FujiUSAの感材の出荷額が本家である富士フイルムのそれを超えている可能性も充分ある。モノクロバライタだってよくわからんし、受光素子さらにはカメラ本体も今後韓国製あたりがのしていくだろうし。