3年分の写真廃液をついに処理業者に委託。とはいうものの、ウナギのたれ化したモノクロ定着液なども投入したので、たぶんモノクロで展示した2004年個展時からの薬液が濃縮されている。6年分か。薬品をためこんだ18lポリタンク4本を引き渡し、計算の元となる液の計量の段で、言い渡された重量につい軽く言いがかりをつけてしまったら、実勢より明らかに少ない重量でいいと言われてたいへん申し訳ない気分。現像液20kg、定着液30kg、マニフェスト管理費はなしの2,625円。えっこんな安くていいの? わざわざ来てもらって。マニフェストだか契約書もきわめてきっちり署名捺印して印紙に割印までしたのを2通つくる完璧なもの。いやほんとすみませんおみそれしました。今後反省します。
聞くと、定着液20kgで銀の回収量が数g程度らしい。銀を売買できるキロ単位にするには数トンの処理が必要。銀の売却で利益が出る商売ではない。しかも最近の感材は銀の使用量が減って処理量あたりの銀回収量も減っているとか。それなのに、廃液から銀が回収できて儲かるんだからその分まけろなどと言ってくる発注者がいるんだとか。そんなご無体な。銀の回収益なんてごくごく一部なのに。
社名を明示する。関東化学株式会社。大手感材メーカー系列の某社よりずっと廉価、半額以下の処理料金。東京以外にもたくさんある
お前らまだ垂れ流しか? 自分の写真の後腐れがそこらの水系を巡って気分いいか? きっちり処理してもらおうよ。まあ俺もモノクロやってた頃は下水垂れ流しだったけど、今考えると情けない限り。全然高くない。ほんとどってことない処理費用。これで気分のよさが買えるなら安いもの。