朝から特快晴。視程もまずまず。暗室も早く進めたいのだが、こう天気がいいと行かずばなるまいて。撮影あっての暗室だ。日光も考えたが、日曜でこの時期じゃひとだらけだろうから見送り。日が高い時期になってから行くことにしていた台場へ。
たぶん10時前着。だいぶ日が高い。前に行ったのは2010-01-05だが、もうビルに日が遮られる心配はない。公団区画にある70年代風ゲート。完全逆光やや前から。露出は測らず。20sベース。2枚はたぶん三脚が写りこんでいる。とんだ不始末で惚けてるとしかいいようがないが、水平に構えるなんてこの器ではあんまりなかったので見逃してくれ。旧居の撮影でも水平だったか。階下に降りて7枚。次第に寄りながら。時計を忘れてそらで露光秒数を数えていたのだが、カメラバッグをよく見たらストップウォッチが結わえつけてあった。たしか8番からストップウォッチで計時。完全逆光でも撮影したが、通行人を待ったりでしばらく経つと日はすぐ動く。中途半端に影が傾いてるくらいならもっとはっきりした斜光線のほうがいいんだが、予報では夕方から曇で、待ってると雲が出そうなので一気にすませてしまう。
9器撮りきって、11時半には南側に遠く雲。空も白く濁ってくる。芝へ。豊洲も考えたが、ろくな食事場所がないのと、やはり日曜の人出を考えて見送り。虹橋を渡る。もう2、3回は渡った気になっていたのだが、2006-03-25に田町から一度渡っただけらしい。海側は日が当たりそうで、日よけの帽子をなくしてしまったので北側を渡る。すれちがうのはほとんどが白色人種。地上に降りて歩いていたら、南米系とかアングロサクソン系とかの数人の男女がバルナックライカぽかったりとかちょっと凝ったカメラをさげて歩いており、カメラに注目していたら、虹橋の歩行者通路への道を尋ねられる。観光名所なんだろうか。東京を一望するには悪くない。東京観光には、どっかの高層ビルの上階よりも、こことか晴海の客船ターミナルとか高尾山なんかのほうがよっぽど気がきいてるかもしれない。そうはいいつつ東京でももっとも凡庸な観光地である東京タワーへ。2009-10-08に改良前の器で撮影して以来。ここはずっと懸案だった。ちょっと空は白くなってるし、せっかくなのでホコリのないネガで撮影したいが、だめならまた行きゃいいのでとにかくやってみる。まず3器をダークバッグでネガの詰替。14時頃だったか。20sベース。しばらく経って日が動いてからまた撮影しようと思い、3器分詰替。そういえば東京タワーは階段で上がれたのだった。聞くと三脚など荷物を持ったままでいいという。三脚を使っての撮影は、途中の休憩所ならいいが、それ以外は階段なので、とのこと。それはおもしろいかもしれない。残り6器も詰替し、いざ階段で、と意気込んで行ったら、850円の入場券を買って並べという。階段は無料で、入場券はエレヴェータの利用料、と聞いた記憶があるのだが。貧乏人が増えてみんな階段で上がっちゃうからだろうか。とたんにやる気が失せて、とにかく4階建てのビルの屋上に上ってみると、エレヴェータの南側にあって同じくらいの容積を占めているのが階段で、赤い網で囲ってあって、あれじゃ撮影したところでなあ。それにやたらとたくさんのひとが階段にいて、あれじゃ確かに三脚なんて立てられない。東京タワーを階段で上がるのはかなり過酷な苦行だと思っていたのだが、どうもいろいろ記憶違いがあったらしい。あんなもんすぐに着く。150m。どうということはない。で見限り、せっかく装填したので9器分撮りきる。16時前終了。まだ日は高いがこれから動いても間に合わない。浜松町から引き揚げ。
東京タワーへの途中、田町の百均で、もういくつめかわからない日よけの帽子を購入。パリでも落とした。帽子というのが、窮屈なせいかあまり好きじゃないので、日陰に入ると脱いでしまう。それで車内に置き忘れたりする。親切なひとがおっかけてきて渡してくれることも3回くらいあったが、だいたいは行方知れず。なんとかならんだろうか。
そう遠くないリサイクル屋で見つけた折りたたみ式の会議用テーブル、2,000円に運送料1,000円と安いんだが、巻き尺で測ってみたら60x180cmで長すぎ。やめとく。すでに事務机が3脚とテーブルが1脚あって、大型ライトテーブルを引越前にどうにか片づけてきたところだというのに、またテーブルを買うというのか。必要なのだ。机2脚はパソコンやスキャナや顕微鏡、あと切った貼ったの作業台で埋まる。もう一つの幅180cmの机は引き伸ばし機とフィルム現像のトロ舟、テーブルはプロセッサ。大全紙の現像時にバット2枚を置く場所がない。床はあるけど、床にバットを置いたのでは作業効率が悪すぎるし、舞ったホコリが入って薬品がすぐ濁ってしまう。テーブルはどうしても必要。気長に探そう。