CNL-N1Rで標準現像液作製。現像液くらいは精製水を買ってくる。CNL-N1Rには10回程度の補充液がつくれそうな残量がある。ちょうどいい。
かたやCYBERGRAPHICS WebにBAN-1Rを注文。KodakC-41互換のカラーネガ発色現像補充液。富士互換のCNL-N1Rから切り替え。CNL-N1Rも容器は使いやすいのだが、希釈せず原液使用のため増感現像には現像主薬のCD-4を補充するしかないのと、高いのとでここまで。1万以上の注文で送料千円が免除されるので、印画紙現像液のBAP-1Rも発注してしまう。この調子で、何か必要になるたびに別の薬品を抱き合わせで買っていくことになるのだろうか。
CYBERGRAPHICS Webにあるカラーケミカル商品すべてに

※このカラー薬品はミニラボ指定機種専用です。
小型タンクや手現像には使用できません。

とのただし書きが入っている。ありゃ、迷惑かけちゃったかな。このへんのケミカルについての検索での来客が毎日に近いくらいあるようなのだが、ここではミニラボ用の薬品を勝手に個人用途で使っているだけなので、この件でメーカーに品質保証を求めるのは筋違いである。どうしても使いたいなら、ここでやっているのと同じように、失敗と試行錯誤を重ねて、数年後かには処理した感材の画像が劣化するリスクもわきまえた上で、ことばは嫌いだが「自己責任」で試してみるがよい。それがいやなら、サポートがきっちりしていてデータもいろいろ公開されているC-41とRA-4の純正薬品を使えということだ。
さて2月22日に撮影した残りのネガを現像したいのだが、それ以降のネガと一緒になってしまってどれだかよくわからない。何箱かあるうちのひとつを開けて6枚を標準現像。幸運にも現像したかった当のネガだった。Portra400NCを標準露光したネガだが、増感のほうよりよほどきちんとした像が得られる。あの低照度下でのアンダー露光はやはり無理があるようだ。N-4のリンス液は新しく希釈。こちらは精製水でなく浄水器の水。水道水の質は、飲んで味覚で判断する限りでは旧居より落ちるような気もするが、浄水器を通せば大差ない。もう6枚。補充を忘れた。結果。いつかやると思っていたが、ついにやってしまった。ネガ2枚重ね。ホルダへの装填時に1回は気づいて回避したのだが、まだ残っていた。水洗時にやっと発覚。もう救いようがない。ただ、Portra400NCだがおそらくTの屋外で撮影したネガなのでさして痛手ではない。96mL補充してさらに6枚。発色現像浴の次に水洗しようとして間違って第2定着に入れてしまう。あわてて水洗し漂白浴へ。理屈からすればネガには影響ないはず。第2定着液がわずかに劣化するにせよ。で、結果を見る限りでは問題なさそう。しかし中身のほうはどうもさえない。第1定着は12月30日作製でいい加減へたってきたのでお役御免。