シートフィルムが乾燥しているかを見わけるのが難しい。ロールフィルムだったら、前後の未露光部分の乳剤面側をさわってさらさらしてたら乾いているのだが、シートフィルムでそれをやるわけにもいくまい。しかも今やっているのは基本的に余白部分がない。2月22日の前日、テストで現像したネガが乾燥したかと思ってネガシートに入れたら乾いておらずシートにべったり貼りついてしまったことがあった。いい手はないものか。
LPLのロールフィルムクリップで吊したネガは、クリップとの癒着も乾燥跡もなくまずまずの仕上がり。凹みが大きいものの、ラボで現像した際に4隅につくクリップ跡と似たようなもの。でもシートフィルム用のベビークリップのほうが当然ながらよい。
暗室がすでにして暑い。やはり暗室にもエアコンをつけないと夏場は無理か。しかもこのごろは1年のうち5カ月くらいは夏である。
CD-4を0.3g補充。Nの2段増感ネガの最後4枚。計21枚。たったの。肝心のネガではシャドウがすっかり抜け落ちている。完全に露出不足。でも、もうここでは2度と撮影できないだろう。不満と後悔は残るが、最初だしやむなしと思うことにする。
次は同じNでの1段露光アンダーのネガ。増感用発色現像液を使う。現像時間は標準と同じ5m15sでやってみる。CD-4を0.2g補充し、まず2枚分でテスト。結果。やや濃いめだが露出に対する現像条件としては妥当な線。そしてフィルムハンガーをヘアドライヤーで乾かして6枚。クイックロードフィルムをガイド片から分離するときは、むやみに引っぱるのではなく、表裏を判別したうえでめくるようにはがすこと。ラボマンでもQLの口金で手を切ることがあるらしい。片手に手袋は必須。CD-4を0.3g、CNL-1Rを40mLほど補充しさらに6枚。ちょうどこれで露光不足ネガは終わり。