朝は一面の曇。もやっぽくて遠景がくすんで見える。こんなこともあるのか。カメラを持たずに出たら10時前から晴れだして10時過ぎにはいつもの特快晴。いつもこうだと陰影がなさすぎる、などと贅沢すぎる不満。
ただ、晴れても視程はそう長くはなかった。遠景はかすんでいる。空の色も東京より心持ち青いという程度で、そう大きく変わるわけではない。
またハリウッド・ブルヴァードを西へ東へ。

なおチャップリンで笑ったことは一度もないし、特に思い入れがあるわけでもない。なみいる「スター」たちから1人選ぶなら、というだけ。他にもここで写真撮ってる人がちらほら。足をかざす奴はいないが。
メトロのマンスリーパスを探すがどこにもなくて、あちこち聞いたあげくに何度も前を通ったコダックシアター横のハリウッド・ロサンゼルス・ヴィジター・インフォメーションセンターにたどりつく。受付が2人いて、片方に尋ねるが何を言ってるかわからないと言われる。もう片方が日本のかたですかと、ネイティヴと思われる日本語で話しかけてくる。助かった。目につくアジア人観光客は、ベルリン同様中国系が多そうで、こんなところでも日本の地盤沈下を感じるわけだが、やはり日本人観光客は多いらしい。そういえばあちこちで日本語を聞く。
でメトロパスだが、マンスリーのほうは毎月1日からとのことで今日から月末までで70ドルは割高。ウィークリーのほうは日曜日からの起算。パリでもそんなだったような。たしかベルリンのウェルカムカードはいつからでも規定時間分使える。20ドルにTAPというカード代が乗って22ドル。やっと買えた。地下鉄は片道1.5ドルだから1週間で14回、1日1往復乗ればいい計算。デイリーパスは6ドルなので4日で元がとれる。これがいちばんお得か。
少しは歩けるようになってきたので、明日からというのはちょうどいい。とはいえ事故から1週間たつが、完治にはまだかかりそう。
サンセット・ブルヴァードを東へ。Technicolorという会社がまだあるとは知らなかった。でもSunset Gower Studiosと脇に書いてある。そういえば写真撮るの忘れた。そんなこと考えもしなかった。
この足なのにずいぶん歩いてしまった。6時間は歩いたか。その割には移動距離は短い。包帯がぼろぼろ。