朝から特快晴。ちょっともったいない気もするが、Lで撮影。10時半から。
ここには照明がない。基本的に天井と壁からの外光の透過光で照らされている。障子のような白い形状で、繊維が混ざった和紙のような半透明の素材を通して外光が入射するようになっており、太陽光の有害成分はカットしてあるらしい。だから、室内とはいえ天気がいいほうが明るいので好条件なのである。ただ、スポットライトが当たるようになってはいる。ものによって常時点灯だったり、スイッチを押して点灯させたりする。中階でセットし露光開始、点灯させるが程なくして消える。再点灯、と思って何度も押してみるが、まったくつかない。再点灯まで時間をあけるようになっているのかとも思ったが、他はそうでもない。周囲の照度が一定以上になると発光しない仕組になっているのだろうか。それとも壊しただろうか。壊したような気がする。他のスイッチも凹んでたり接触が悪かったりする。無線式のスイッチ。
こちらの歩行者用信号は、交通量にもよるが歩行者が押して横断可になる場所が多い。そのスイッチがかなり頑丈にできている。野球ボールを押しているような調子である。交通安全に関わる、公共性の高い部材であるし、力がありあまっているようなでかいガタイの連中が力まかせに押すことを考慮してあるのだろう。それにくらべるとヤワすぎる。
とにかく点灯しないしあんまりおもしろくないので見切りをつけて、最上階へ。こちらは常時点灯。でも露出計の表示はEV6.8/ISO160程度でさして変わらない。これを重点的に行う。最下層の一の橋の合戦図は、定常光が暗すぎ。EV4/ISO160とか。いくらなんでも無理。2階も暗い。でも最上階をやりながらゴムで固定して放置露光。
それから最上階の仏。10分露光後、セットした方向と明らかにずれていて、3人連れの女性がぶつかって動かしたに違いない。馬。EV7.5/ISO160と、これでも充分暗いのだが、外光が当たっていてずいぶん明るく感じる。ところが露光後三脚が傾いており、ロックが緩くて脚が縮んでいた。なんてこった。5mから10m。14時までだが14時10分くらいまで粘って終了。また露光不足の予感。
昼食を食べようとWilshire Blを東へ。しかしなかなかない。疲れきってなんでもいいやと、こちらに来てはじめてハンバーガーを食べる。5ドル。つまらない味。テーブルでネガの詰め替えも。そしたら隣に中華料理屋があった。ライスとスープつきで3.98ドル。そっちも食べる。鳥の四川風炒めだがケチャップの味が。ウェイトレスは中国人。その店の裏に25centsの有料トイレがあるというので行ってみるが見つけられず、しかし撮影すべき場所を見つけ4枚。さらにWilshire Blを東進し、もう1枚、で装填したネガを使いきる。
さらに何かないかと進む。適当なところで折り返すが、同じ道を歩くのもつまらないので南に。しかしなかなか道がない。途中はまったくの住宅地。Olympic Blに出るがさえない。どこにでもあるような道。Wilshire Blはかつての目抜き通りだけあって、商業ビルが建ち並び充実しているのだと知らされた。
18時半にLに戻り残りをたぶん全部見て20時帰投。