朝から特快晴。遠方はやや濁り。
9時前にHollywood/Highland駅前。寄って3枚、引いて3枚、さらに離れて2枚、ひっくり返して2枚。戻ってフィルムを詰め替え、さらに続きを、と思ったが11時前で日が高すぎ。Vormont/Santa Monicaから昨日のM。ここも日が高い。あとで出直すことにして、来た電車がUnion Station方面。東のバス乗り場で探していた物件を見つける。北側にたぶんMetroの高層ビルがあるが、まずまずの条件。1枚撮影。しかし南中時でちょうど正面に照り返しが来るので消えるのを待つ。1時間ほど待って、やはり好適な条件ではないとやっと気づき、ちょっと離れた別の標識へ。入れ替えつつ、1時間くらいかけてたぶん10枚ほど撮影。長々やったところでMetroの職員が来て、何をやっているのか、三脚はだめ、写真撮影するなら手持ちでやれ、といわれ、1本が露光済みか未露光かわからなくなってしまう。とにかく未露光の印になっている3本を露光してしまい、Vormont/Santa Monicaへ戻る。またバス停で詰め替え。鳩が乗っているが去らない。16時半、とにかくやっちゃおうと6枚。ここでもMの店員にさすがに見つかって追い出しを食らう。さすがに敷地内の芝生はまずかったか。全世界どこでも三脚は嫌われものか。でもしつこく撮りきって終了。でもこういう焦っての撮影は集中できないし、結局やっつけになってしまう。
Sunset/Normandieまで歩いてFreestyleへ。結構持ってきた160sを使いきってしまったので補充のため。ところがFuji Pro160sの4x5はないという。なんと米国製は生産終了。日本製はまだあるのだと思うが、Kodakダンピング提訴のために高税率が課されることになってしまったので輸入はできないのだろう。Kodakとしては売り上げが伸びてしめしめというところか。やむなくPortra160VCを買うが26.99ドル。使用期限は2012年5月。ネットより高いんじゃないか、というと同じだという。代替需要が増えるのに便乗値上げか。2箱しかないので2012年2月期限のEktar100も買うと24.99ドル。カードを示すと、Internationalカードは使えないという。手持ちのクレジットカードはみなそう。こっちのほかの店でそんなこと言われたことは一度もない。写真用品は高額になるからだろうか。アメリカ人以外は現金でしか売らないということらしい。やむなく現金で3箱だけ買う。Freestyleはネットで注文したときもカードがらみで文句をつけてきたし、客を信用していないらしい。日本から買っているひとはどうしているのだろうか。店頭在庫も少ないし、ろくなもんじゃない。ヨドバシどころかビックにも劣る。やっぱりB&Hがいい。もうFreestyleでは買いたくない。
160sを送料払って、今よりドルが10円くらい高かった時点に日本で買ってわざわざ持ってきたのは無駄ではなかったようだ。何しろ安かった。18ドルくらい。それにQuickloadフィルムはもうこちらでは入手できない。あるうちに取り寄せた上で持ってきてよかった。使わないかもしれないけれど。
こちらでフィルムを買うとTaxが9.75%もかかる。それに、店頭に行くのでなければこちらでも送料はかかる。こちらで使う分だけを買うならともかく、こっちで買って日本に持って帰るくらいなら空輸したほうがよさそうだ。
4x5や8x10のフィルムを常備してある店が首都圏に10店以上あって、他の大都市でも簡単に入手できる日本は、やはり写真のメディウムに関しては恵まれているというべきだろう。