朝晴れていたがたちまち雲が広がる。
33StのEmpire State Buildingの東の韓国人がやっているネットカフェは、30分2ドルとなっているが、pomeraをUSBケーブルでつなごうとしたら、そこは使えない、奥のVIPルームじゃなきゃだめだという。そっちは10分2ドル。USBは使えるというのを確認した上で金を払ったが、そんな説明は受けてない。返金を要求し、結局古巣のChelseaのホステルに行って、昼は誰でも入れるパソコン部屋で20分2ドルのネットを使う。1台だけUSBハブがつながれているマシンがあって、そこはUSB機器を認識する。他の1台はドライバがないと言われ認識されなかった。それ以外は試していない。
やっぱりWi-Fiつきのポータブル機は必須だ。撮影機材を減らしても持ってこないと。外で使うと、図書館にでも行かない限りは結局喫茶店台が必要だったりするが、部屋でなら使えた。でもネット浸りは避けたい……
B&Hの近くに行ったのでつい寄ってしまう。カメラバッグを預けさせられた。
AのDowntown行きで東へ。空港へ行く路線、と思ったら分岐して北に行く。80St-Hadson Stの前からやっと地上に出る。88St-Boyd Aveには墓地がある。古い低層住宅が多い。Lefferts Blvdで終点。駅の出口付近では非公認タクシーの客引き。ヒスパニック。でも多いのはインド人。Lefferts Blvdと思われる商店街にはターバンのひとが座り、インド歌謡が流れる。もちろんインド料理店。でもどこにも中国人はいる。
分岐点のRockaway Blvdに戻ってRockaway Park Beach 16St行きに乗りたいのだが、来るのはFar Rockawayばかり。空港の先で分かれる。暗くなる前にどこかに行ったほうがいいと乗ってしまう。空港近くの駅で降りるのは荷物を持った貧乏人。その先は海を渡って閑散とした島。海岸沿いに新興住宅地が造成中。同じ形の戸建てが建ち並ぶ。Hadson湾を出て大西洋の長い水平線が見える。大西洋ははじめて見た。遠目には波は低い。終点Far Rockawayはもう少し古くからありそうだが、それでもBrooklynよりは建物は新しい。Board Channel A-Sに戻り、Rockaway Park Beach 16St行きに乗換。それはAではなくSへの乗換だった。道理でRockaway BlvdでRockaway Park Beach 16Stをいくら待ってもこなかったわけだ。そんなこと路線図を見てもわからない。たまにRockaway Park Beach 16St行きのAがあるらしいので始末が悪い。早めに見切りをつけてよかった。中国人の若い女性が同じ場所に行きたがっていたようで現地人に尋ねていたが、そういったことは教えられなかったか理解できなかった様子で同じくずっと待っていた。彼女は行き着けたろうか。
Rockaway Park Beach 16Stはちょっとしたリゾート地の雰囲気。昔からの商店街と新築の高層ビルが交錯する。日本と同じ磯の香り。南端の砂浜は、大西洋。風が吹きつける。カモメが風に乗って滑空する。その鳴き声も日本と同じ。北側の岸にもすぐ出られる。自然の渚かと思ったが、埋め立て地らしい。Long Islandのほんの先っちょだが、もうこの島はいいか、という感触。そのままAに乗り、に乗り換えて帰る。
こちらではターキーをよく食べている。LA在住の日本人2人が、ターキーはぱさぱさしておいしくないとかくさみがあると言っていたが、特に抵抗なく食べられる。脂身が少なくてあっさりしていて「ヘルシー」じゃないか。日本ではなかなか食べられないものだし、これぞアメリカという気がする。胸肉のハム、蜂蜜をまぶしたローストのハム、薫製、ベーコン、いろいろ食べてきたが、首の薫製というのを試してみた。ちょっと勇気がいるが、よく使う筋肉の部位なのでしまっていて悪くない。ほとんどは頚椎の骨で、筋肉をこそげ落として食べる。これ、見た目が強烈なので、日本人で食べられるひとは限られるかもしれない。次は羽をいってみよう。豚のしっぽは日本でもあまり見ない。これもすごみがある。