朝から特快晴。西に雲があったしたまに積雲が出たがすぐ消える。ひとと会う約束だったのだが、この機会を逃してはならじと撮影に切り換える。それにしてもいつまで「夏時間」やってるんだ。
まずMet。途中Guggenheimをちら見。10時過ぎ着くが、東の中層建築の影がかかっている。ここも夏至近くの朝がベストだが、おさえておきたい。また来ることにしてバスで南下しChrysler。Lexinton Ave西側、こないだのパスタ屋より南、ネイルサロンだかヘアサロンだかの前。もっともしばらくしたら別の店に変わってそうだが。ここで三脚を構えていると、観光客が、これはビルがよく見えるいい場所だと気づいて撮りだすのはいいのだが、先にいたこっちが邪魔だといわんばかりなのは筋がおかしいだろう。11時過ぎから、Portra400NCも含め9枚使いきる。1つ足りないのは、結像部が破損し穴が開いていたから。前回の露光でも1器同様のものがあり、もう1器は裂けていた。Las Vegasで暗い中乱暴に扱ったせいもあるかもしれないが、全体にガタが来ているのだろう。それにしても、いまだにどこが写るか見当がつかないからこんなにじゃかすか撮らにゃならんのだ。テスト現像なりしないと。
Metに戻ってフィルムを詰め替え。休館日で都合がいいと思ったが、休館日と知らずに来た観光客か正面入り口前の階段でたむろしている。それもまたよしと12時過ぎから露光。建物の影は正面からは去っているがサイドライト寄り。15分早ければよかった。追い出されるかと思ったが3枚露光しても何も言われない。調子に乗ってもう1枚露光中に追っぱらわれる。短時間ならお目こぼしだがあんまり長いと無視するわけにもいかないということか。それとも単にそれまで気づかなかっただけなのか。詰め替え時にダークバッグを締め忘れていて露光済みの1枚はかぶった。それ以外もやられたかもしれない。Metの5Aveを挟んだ向かいはNYでも最高の高級住宅地らしいが、所詮集合住宅だし、古い中層ビルじゃないか。ほんとの億万長者が住むところとは思えんが。
LAにくらべると気の毒なほど狭いコリアタウンで食事後Chryslerを確認。15時過ぎ、西のビルの北側に日が当たるが、Chryslerの側面も明るくなる。しかし西のビルが手前なので強すぎ。尖端のうろこは午後に離れれば光る。近づいても光るのはやはり夏至前後か。
Upper Eastの5Aveに戻ってGuggenheim。館銘に影がかかるのでしばらく待ちとフィルム交換してたら銘に木の枝の影が。読めなかった。とにかく詰め替えて3枚、さらに詰め替えて数枚。
そしてバスでCentral Parkを横切り自然史博物館。もう日が傾きすぎ。でも3s。警備員に注意される。OKと答えたら去ったのでさらに1枚。そしたらインド系っぽい顔立ちだがかなり黒い警備員がやってきて、すぐどかせという。三脚をとがめているのかと思ったらそうではなく、閉める時間だから困るということらしい。係員が待ってるんだからと。それじゃしょうがないし、そんなに突っ張るほどの条件でもない明らかに露光量不足だが切り上げる。帰る途中で呼び止められ、これはお客さんのか、と示したのはレンズキャップだった。Thank You。出たところで扉を閉められる。ずるずると申し訳ない、Sorry。そしたらOKと。
17時半。まだ日はあるが今日は充分やった。寒風にさらされ冷えきったしあったまりたい。帰る。
5日ぶりにネットにつなぐ。日本では考えられないこと。たいへんなことが起こって、などおらず、日誌を5日分更新したらちょうど1,000日になった。もうすぐ丸7年になるので2.5日に1日つけていることになる。実際は粗密が激しいが。ネットカフェもどきはあったかい。部屋に戻りたくない。