朝から特快晴。The Cloistersに10時半着。5枚撮影。意外に観客が多い。西洋中世美術に関心のある人がこんなにいるとはちょっと思えない。城のつもりで観光に来ているのではないか。
木の影が気になるのでしばらく待つことに。しかし光線方向は撮影可能な位置からはこれくらいがベストで、昼になったら横に逸れすぎそう。ぐるっと周囲を回って軽くカロリー補給して3器交換したら12時過ぎ。予想通り好ましくない。木の影も消えない。1枚だけ露光し、もっと日が回ってからまた来ることにしてさしあたり降りる。
1で出やすくてそう遠くなく、しかも撮影してみたい場所はどこか。Columbus Circleへ。13時過ぎ、ちょうど8 thを抜けた陽射しが塔に当たっている。2枚中央、4枚右、さらに、南のビルが塔に落ちる寸前まで粘って中央1枚。絶妙の条件だった。14時終了。また1で北へ。
15時The Cloisters着。西から2枚、北に回って1枚、1器詰め替えもうちょっと日が回るのを待って15時半頃さらにそこで1枚。監視カメラはあちこちにあるが、気づかないのか、見ていないのか、ひとが少ないのか、気づいていても面倒でほっとかれてるのか、とにかく何も言われなかった。警備員の巡回も特にない。三脚を伸ばさずに1段でやっていたのも、目立たなくてよかったのだろう。揺れないし、これからなるべくそうしよう。
公園の途中の道からManhattanを見おろして、と思ったが木が多くてできない。悪くないのだが。いろいろ考えたほうがよさそう。帰り道逆側に出てしまい山を登坂。16時過ぎ帰る。
地下鉄Times Square 42 St駅の構内にもトイレがあった。B&HでManfrottoのスーパークランプ中古を発見しまた買ってしまった。16ドル。ラピッドタイプだと思ったらハンドルの形が違うだけだったが、出してもらったのでつい。まあどのみち必要ではあるのだが、荷物の重量制限はどうするのだろう。そのクランプ2つをつなぐための両側小ねじのアダプターを探しに行ったのだが、日本ならいくらでも出てそうなこんなものがない。やっぱり日本は写真用品王国であるぞ、と思い知った次第だが、意外と日本にもなかったりして。B&Hのwebを見ると品目の豊富さに驚くが、潤沢なのは暗室用品だけで、ちょっとした小物がないのだ。取り扱いのアクセサリーメーカーがhamaしかない。日本ならking、ケンコー、エツミ、他にもいろいろあるのに。
フィルム売場は1階の暗室用品の手前にあるが、いつもひとが並んでいる。対応する店員は4、5人。2階のSLR販売員は40人くらいいるのにもっと並んでるけど、こっちは相談コーナーなので話が長引くのは当たり前。フィルムがあれだけ売れてるのはたいへんいいことである。
そういえば昨日B&HでPatersonだかのプラスチック製のフィルム現像タンクとリールをごっそり買ってるひとがいた。白人中年男性。35mm用。がんばれー。
B&Hで買った品物が天井下の搬送機で送られて、大勢の客が次々と会計して商品を受け取るあのシステムはすごい。あれは写真をやっている人間には一見の価値がある。きわめて効率的。ヨドバシ1店より規模は小さいが、単位面積あたり、店員1人あたりの売上げはB&Hが上回ってると思う。でも、日本であのシステムを導入しようとしても、30年はうけいれられないだろう。万引きが少ないので導入する必要もないのかもしれない。
カメラバッグフォトレックルーパスのジッパーがいよいよバカになりほうけてしまった。2つある留め金のうち片方は出発前からいかれていた。残りのほうにもっぱら頼っていたのだが、こっちもいい加減ガタがきている。閉まったと思ってもそのうちぱっくり口を開けてしまう。困るのはバックパックなので、開いていても気づかない点。もう開くものだと観念して、留め金の部分で支えるようにするしかない。しかし他は開いているのでこぼれ落ちないとも限らず、ビニール袋に入れてかたまりにして落ちにくいようにするしかない。防水性のあるジッパーらしいのだが、それがあだになってすぐ壊れる。これじゃ荷物を運ぶための道具として使いものにならんだろう。欠陥商品としかいいようがない。