朝から特快晴。しまったフィルム交換がまだだった。明るくなる前にベッドの上で交換し、さっさと行けばいいものを食事が出るのが7時半以降。ついたらふく食べてしまう。
N。9時。左右に監視カメラ。三脚を伸ばさず開いてとにかく露光。Ektar100で影がちだが1m20sとか2mは長すぎだったかも。たまにカートみたいな小さい巡回車がきて見回りしていくが何も言われない。交換しつつとにかく露光し、咎められないのをいいことに11時を回ってもしつこく続ける。ひとが多くて階段にながなが座られたり。ついに三脚を伸ばして壁越しに。かっこよければいいんだがどうにもさまにならず去るのを待ったりしてたら12時近くまでかかってしまう。ちょうど終わって片づけているところで、カートの黒人に三脚はいかんと怒られる。はいはい終わりですよ。20枚程度。Pのほうが装飾的で色づかいが豊かだったのでおもしろかったが、こちらはこちら。別の趣向も試した。うまくいってるといいんだが。
Independence Aveを抜けSmithonian Airなど外側から見るが新しいしあんまり。さて尿意がきつい。ここは特別な場所。無料で入れるきれいなトイレがそこらじゅうにある。こんな場所アメリカでは他のどこにもないだろう。でも三脚とカメラバッグを預けたりでかすぎるとか言われたりするのが面倒で、フィルムも残り少ないのでいったん戻ることに。ホステルでフィルム交換し、朝食でがめた甘ったるいマフィンを食べてたら13時半。
連邦議会議事堂へ。今日は観光客が少ない。連休が終わったからか。北から東に巻層雲が出ているが、この機会を逃すともう次がないかもしれないと考えれば遠い雲くらい。西側。警備員は右翼側。左側から三脚を開いて構え、ほんとは35mmカメラを持ってきていれば、三脚を咎められても「これはただ置いてるだけだよ。カメラはこっちだよーん」とごかませるのだが、ないので電子辞書をカメラがわりに使う。移動しながら3枚。遠いせいか何も言われず。
雲も広がってきたのでそこまで。Union Stationが、駅としてだけでなく、観光先になっている、つまり鑑賞対象になりうるらしいので行ってみる。着いたときには暗かったし、北のはずれからすぐ地下鉄に入ったので駅舎は見られなかった。行ってみると確かにでかいが、Philadelphiaの30 St StationやNYのGrand Centralを見ているので別に驚きはしない。みんな駅はでかい。着た客をとにかくまず駅で驚かそうという魂胆か。床は赤大理石で、古いが手入れのいい高級ホテル並には豪華だが、連邦議会図書館を見ちゃうとこんなものかという程度。しょせんはたかが駅である。
議事堂に戻ってみる。雲はまだ出ているが日が西に傾いているのでやっておく。今度は右翼から。16時だが色温度はかなり低く白亜の議事堂は黄に転んでいる。今度は1枚目で追い出された。暗くて長く置いといたせいか。雲が出ていたのに顔を覚えられて目をつけられたかも、ってのは杞憂だと思うよたぶん。さすがに今日はミュージアムめぐりはなし。1 Stなど北東のほうをまわって帰る。議事堂のちょっと北、Tax Courtのあたりは中心近くなのに黒人男女のホームレスが路上に寝ている。少し北に歩くと徒歩圏内ですでに高層住宅が並ぶ住宅地。古い建物が朽ちていたり、空き地があったり。拍子抜けするほどこぢんまりした超大国の首都。17時にホステルに帰ったら日没後で残照。