特快晴。書類を特許庁へ郵送しようと思ったが、近隣の郵便局では特許印紙を扱ってない。かなり大きい郵便局じゃないとおいてないらしい。新橋なら小さい郵便局でも売ってるが、それなら直接特許庁へ持参したほうがいい。
新橋から霞ヶ関へ。窓口は閑散。弁理士はよほどの年輩者以外全員電子出願だろうし、本人が出願するなんてそんなにいないのだろう。提出はあっさりすむ。
申請費用だけでこれまでに4万を超えた。登録されればその3倍かかる。その先の国際出願にはさらにかかる。弁理士に依頼せざるを得なくなればもっと……。しかも登録されるかどうか定かではない。そんなに広げちゃっていいんだろうか。回収の見込みはあるのか。でも、これは希望のための費用。知財という財産を取得するための投資で、この財産は大化けするかもしれない。もしこれが実ったなら、たとえ日本が沈没しても、どこか別の国が傾いても生き残れる。いかなる特定の国家の経済状態にも依存せず、外国語に堪能でなくても、押しが弱くても、コネがゼロでも、技術と着想いかんでコスモポリタンとなりうる。
アカサカカメラが入谷に移転していた。新橋の3件もずいぶん前に消え、あのへんに骨董商型の中古カメラ屋はなくなった。真偽は定かでないが、銀座あたりでライカを並べている中古カメラ屋は不動産屋の道楽だと昔から言われているけれど、代替わりもするだろうし、オールドライカを陳列してるだけで港区の地代がまかなえるとは思えない。いずれ全部消えるだろう。
新橋あたりで警備員がにらみをきかせている。こんなとこに官庁あったっけ、と思ったら東電本店だった。わらわらいるのは警備員ではなく警官。税金投入する根拠はどこにあるんだ?
ギャラリーなつかも京橋に移転していた。もう銀座も縁遠い。人形町を経て神田へ。天気もよくてひさびさに歩いた。