やっぱり英語表記が不安。意図とかけ離れた内容で登録されてしまったら泣くに泣けない。
英文ネイティヴチェックのあてはないかと考えて、翻訳ならネット上のサービスがあるんだから校正だってあるだろうと検索してみたら、あるある、たくさんひっかかる。ミニマルチャージが4000円とか1万円とかいうのはさっさと消しても4、5社は残る。1wordで5円とか7円とか。どこもプレミアムサービスがあって、1年間は何回でも再チェックしてくれるという。営業内容は大筋似通っていて、同業他社と競合してもみ合ってきているのをうかがわせる。この業界もすでにして過当競争状態か……
さいたま市の業者に見積依頼してみるが、翌日午後になっても返事がこない。しびれを切らして電話してみると最初の一声以降応答なし。ここはwebもハリボテ気味。切る。
editageは自動見積依頼にすぐ返ってくる。33wordsで197円。参考資料もつけられる。会ったことがある米国人に読んでもらったときには説明不足で意味が通じなかったようなので、使用目的や文脈の補足は必須と考えた。短くて、文ではなく名詞句なので、これだけ投げ出されてもわからないだろう。前回もそうしたつもりだったのだが。
読んでくれる相手には日本語が通じないらしく、すべて英文で送る必要がある。
原稿を送って正式の見積を依頼すると、1時間くらいで返事が来る。プレミアムサービスはこの金額じゃやってらんないからスタンダードにしてくれと。スタンダードの方が安いのだが、無料やり直しはなし。200円くらいで何回もつきあわされたんじゃ、そりゃたまらんだろう。承諾したらその日の24時前に完了。西半球在住者と思われる。
中身はというと、前にチェックしてくれた米人とだいたい同じ反応なんだが、これをあちこちの自動翻訳にかけると全部支離滅裂。英語話者2人ともに、全然ちがう意味にとってるんじゃなかろうか。困惑は続く。
意外なのは、ネイティヴチェック(proofreading)の顧客が研究者に設定されているらしいこと。使用目的や分野を選ぶプルダウンメニューには、医療や自然科学や工学や人文科学やといった選択肢が並ぶが、ビジネス用途が選びにくいのである。
英語で論文を書いて外国の機関に提出するアカデミー方面の客が見込まれているらしい。大学院生が増えて、社会人研究者も英語論文執筆の機会が増えたとはいえ、ビジネス用途の方がはるかに市場が大きく、支払い余力もあると思うんだが、ビジネス関係者は自力で英文作成したりせずに最初から翻訳に出すということだろうか。
CHF/JPYレートは101円台に戻ってきた。