WORKS4日目。保土ヶ谷と千葉でそれぞれ残った一点ずつ。千葉は難しい。3つ目がどうしても濁ってしまう。これも日没前だった。それから船橋1枚目。船橋コニカPS160を使った数少ないセッション。ほかには横浜東ガスのみ。人像用なのでコントラストが低く、こってりしたというかこくのあるというかねばっこいというか一種面妖な発色をする。ImpresaやNC160など他のフィルムにくらべてフィルター値を変更しても反応が鈍い、つまり同じ幅で動かしてもあまり色味が変わらないような気がする、のも特性が軟調なためなのだろうか。船橋の赤はマゼンタ寄りのクールな赤だったと思うのだが、朱に近くなってしまう。空もYが多く抜けのいい青にはならない。人像用だとあとから気がついて、コントラストが弱すぎるのを懸念し、また肩にケラレもあったので、再撮影をしようと何度か行ったのだが、雲が出たりでかなわなかったのだった。でも、こういうのがひとつあってもいいだろう。保土ヶ谷がそうだが、おそらく他も、概して高コントラストでシャドウ部がつぶれ気味となり、暗い照明条件下ではディテールが見えないだろうと予測されるのだが、船橋は日没間際だったこともあってシャドウ部までよく階調が拾われている。フジCG全紙3箱目。使いすぎ。ラボ代を考えると、紙を多少多めに使っても時間を節約したほうがいいのだが。
前夜ほとんど寝ておらずかなり消耗するが、6.5時間で3点はまずまずか。せめてこのくらいのペースで焼かないと。荷物を一式置いていったら鍵も忘れてしまい、帰り着いてからやっと気づく。野宿も考えたが大雨なので断念し、WORKSまで戻り閉まっているところを開けてもらって回収。疲労困憊。