WORKS5日目。船橋残り。二つへまをやらかす。露出違いで2コマ撮影したうちの濃いほうに印がついていたので、基本的には薄いほうで焼いているのだが、船橋に限っては1、2点目と濃いコマで焼いた。3点目は日没前で露出が不安定なため長めに露出してありさらに濃いのだが、焼いてみるとピントが著しく悪い。焦って薄いほうを焼いてみると、他より落ちるがもう一つのコマよりはだいぶまし。赤点の印は、このシートを使うというだけのサインであり、コマの指定ではなかったのだろう。そこで薄いコマでセットしなおし。ネガのセットはホコリとりと位置出しで30分以上かかるので、少なくとも800円のロス。1、2点目の薄いコマも焼いてみるが、こちらは濃いコマでもピントに難はない。
濃いコマは2カット目になるので、右手で右側を覆い焼きしようとするとネガキャリアには右側に使わないコマがはみだす状態でセットすることになるのだが、ここで張りだしたネガがフィルターダイヤル操作の時に干渉する。何度も素手でネガにさわってしまう。ヘッドの下でダイヤル操作をする形状で、なおかつネガ周辺にその部位が近接しすぎているために起こるのだが、これはOmegaChomegaヘッドの由々しき問題。LPLであれラッキーであれフィルターダイヤルが前面にある機種ではそのようなことはまったくない。結果として、3点目のネガは濃いほうを露光しているときに薄いほうにさわってしまって、あとから薄いほうを使ったら手脂がついていて除去できなかった。
次に、日没前のため光線条件がかなり変わっており、対象優先で色あわせしたのだが、やはりここは色温度の変化に従うべきなのではないかと思い返し、背景優先で色あわせしようとするが、いくらテストをとってもうまくいかない。あわてたせいでフィルターを大きく変えすぎていたのだろう。基本的にはシアン寄りになっていてこれを青にするにはマゼンタを減らせばいいだけの話なのだが、そうすると対象が完全にマゼンタかぶりになってしまい、視覚的印象とは乖離する。川崎味の素のような落としどころが見つからず、赤と黄のあいだでどうにかならないかとやっているうちに時間もなくなり、あとに予約が入っているので延長もできず本番は1枚焼いたきり。ファイル用小サイズは2点目が間に合わなかった。7時間。効率悪かった。日没前のカットは難しい。