世間的には快晴だろうが巻層雲が薄く広がっている。写真器は組み立てて100T-Maxを装填済。短いのと長いのと、100T-Maxに黒パーマセルを両面から貼って詰め密封した遮光テストのためのもの。遮光テスト用を12時過ぎから4時間ベランダの直射日光下に放置。かなり過酷な条件ではあるが、これで著しくかぶるようでは実際の使用には耐えないので、遮光対策をさらに考える必要がある。15時、日が傾いたところで一昨日同様ベランダから露光。三脚もクランプも動かしていなかったのでほぼ同じ位置、数cm前後はあるかもしれないが。EV15.4、短いほうが1m、長いのが3m、いや2mだったかも。まったく大雑把。でも実のところ上がりにはさして影響なかったりする。現像もいい加減だし。製本テープを貼った部分の銅がもう錆びている。早すぎ。水分だけではないだろう。仮にも製本用を謳っているのに長期保存対応じゃないんだろうか。パーマセルは経年劣化耐性など無縁の応急処置用品だが、こっちのほうがまだましか。
向きが肝心。ってまあ撮影される写真はたいていそうなんだが。
日没後現像。2006年8月31日にさいたま新都心で撮影したAcrosとで計5枚。丸1年前のネガか。まだまだ。2001年のも出てきた。こないだの使い古しの現像液。1回くらいで捨ててるようじゃ並の人。まだこんなもんじゃ許さん。29℃5m。定着に移った頃には目が暗闇になれてきて、戸が閉まりきっておらず光が洩れているのが見える。でも暗室時計の蓄光塗料のほうがよほど明るいんだから気にしない。時計が見えなきゃ手処理なんてできないし。
結果。長短いずれもこんなものかというところ。この写真器の素性を測りかねている。遮光テストは完璧。見たところほぼスヌケで、テープを貼ったところと周囲との差が判別できない。これなら充分使える。去年のネガはお試しどまり。