ひと晩プロセッサの温度設定を下げて空回しのまま放置。でも第1槽は比較的簡単に設定を変えられるのだが、第2・第3槽は一度変えると元に戻すのが面倒そうなのでいじっていない。そうすると第1槽だけ設定を下げても隣が35℃なので熱が伝わってしまいあまり下がらない。内部には結露。でも気温が高いので冬場ほどひどくはない。処理液の水位が下がっているものと思われるが、まだ色はちゃんと出る。寝る前に焼いたのとさほど結果は変わっていない。補充しなくても結構持ちこたえるもの。何枚焼いたかは勘定が面倒で不明。テストピースまでいちいち数えてられないし。このへんのぞんざいさがクォリティを上げられない原因なんだろうけど、もともと画質などにさして拘泥しないので所詮こんなとこ。
2005年の展示のために6x12ネガを焼いたときに、LPL製の、上面のみアンチニュートンガラスの4x5ガラスネガキャリアで焼いてみたところ、乳剤面と通常の平滑ガラスとの間で盛大にニュートンリングが出たため、それ以降苦心惨憺して上下ともアンチニュートンガラスのネガキャリアを2台作成してずっと使っているわけだが、4x5フィルムはブローニーより乳剤面がざらざらして見えるので、ひょっとして通常ガラスでも焼けるのではないかとふと考えた。たぶん4x5ネガをその条件で使ってみたことはない。もし下側を通常ガラスにしても問題なく焼けるなら、画面の鮮鋭度が上がって歓迎すべきことなのだが、またネガキャリアをつくらなければならず面倒。それに2006年の個展のプリントは無駄だったことになる。期待と不安が交錯する中LPLキャリアで実行。結果、さほど目立たないがはっきりとニュートンリングのお出まし。トーンの出はなめらかなだけにがっかり。こんな雨降りでなく乾燥していればひょっとすると出ないかもしれないが。あまり期待はできない。がっかりしつつほっとしてもいるような心境。
引き続き引き伸ばし。