あと5日

焼き込み用のマスク作成。といってもボール紙に丸く穴を開けただけ。
多摩川ネガから。5枚撮影した中の、結局1枚目。ぞんざい者としては入念なホコリ取り。ホコリ対策が作業のかなりの割合を占める。でもガラスネガキャリアに挟むとどうしても残ってしまう。きりがないしネガをこすりすぎて傷をつけては元も子もないので、適当なところであきらめる。倍率変更。ヘッド高さ82cm、長辺方向56cm、4.48倍。f11。
いよいよ初露光。20x24の印画紙を切り出してテストピースを用意。2年前の国産のCLP CGもあるが、気になるFujifilmUSAのCAS TypeCのほうから。ややペなペなしているような気もする。ベース露光28sに周辺光量低下補正の覆い焼き28s。液温は停止液で計って25℃、2m30s。発色現像槽の浮きぶたバットを開けて印画紙をすべりこませ、攪拌は浮きぶたを揺らす。はじめて行ったが計画通り。発色現像から移す際、浮きぶたを勢いよく開けたためか液を若干こぼす。作業スペースが狭くイーゼルに尻をぶつけて動かしてしまう。あとはまずまず。浮きぶたがあるので漂白定着槽から発色現像槽への液はねを心配しなくていいのがたいへんよろしい。点灯して開けてみると、ちゃんと画が出ている。オーバー露光だったが初回にしては上出来。カラー大全印画紙のバット現像、個人輸入した大全紙、オリエンタル製の互換薬品とはじめてづくし。でもたいていなんとかなるもの。
浮きぶたを上げるときはゆっくりと。乳剤面を必ず下にして投入する。逆だと浮きぶたのほうのバットの底にへばりついてムラになる。
印画紙が濡れている状態と乾燥した状態とで発色が変わるのだが、テストプリントがいちいち乾くのを待っていられないので、人にもらったままほぼまったく使っていないヘアドライヤを使おうと考えるがサルベージできない。探す手間考えたらそこらのリサイクルショップで適当なものを買ったほうが早いか。基本的に使わないので買うのはシャクだけど。当座しのぎに、かつてマヌエル・アルバレス・ブラボがやっていたという、禁断の印画紙電子レンジ乾燥を敢行する。でもブラボがやっていたのはバライタ紙、RCペーパーを電子レンジにかけて爆発したりしないだろうか。溶ける可能性は高い。電子レンジは遺品だが最近の製品。これでぶっ壊すのは惜しいがやってみる。
やってみた。500Wの1mでそこそこ乾く。でも一部RC層が溶けて水ぶくれ化している。乳剤面同士を重ねると癒着する。色素が化学的に変化して色が変わるようなことはないのだろうか。だいたい食品と共用でいいのかね。