人に渡す1枚のために大全紙12枚+テストピース無数に焼いた。まあ歩留まりは決してよくはない。
kodak.comにRAカラー印画紙のトレイ現像のためのデータシートがあった。さすがに配慮がいきとどいている。
http://www.kodak.com/global/en/professional/support/techPubs/j39/j39.jhtml
27℃で2分とのこと。オリエンタルの互換品だがだいたいそれくらいでやっている。27℃がだいたい下限だろう。暑いくらいに暖房を強めてその程度にはしているが、ならし段階でバットにふたをしないほうが直接暖気に触れて早く液温が上がるのではと思っていたら、ふたをした状態のほうが暖まりやすいらしいことに気づく。やかんのお湯を沸かすときにふたをするのと同じ理屈か。とにかく空気との接触面積が広いので気化熱量は無視できない。スポッティングは軽く、いりくんだ絵柄でホコリが目立たない。もともとホコリのようなものが対象にあってホコリかどうかの見わけがつけづらい。
これまで何の気なしに使っていたのだが、LPL7450系のカラーモジュールのフィルターノブは操作しやすいのだと今さらながら気づいた。回転がなめらかですっと止まり、逆方向に動かしてもバックラッシュが感じられない。ふと、レンタルラボでOmegaのSuperChromegaDを何台も使って、個体差もあるけれど、フィルター回転部の遊びが大きくて昇方向と降方向とで目盛1つ分くらいは軽くずれてしまうのに閉口したのを思い出した。フィルター値を2動かしただけで発色が明らかに変わるので、表示精度の影響は大きい。こういうところはやはり日本製がきめ細かくできている。Durstよりも操作感はいいような気がする。ただしVCモジュールはカムとかいろいろ入っているためだろうがカラーモジュールほどはなめらかではない。VC7700はもっとがたついた記憶がある。
どうもピントが合わせづらいと思ったら、2002年当時にはまだ供給されていたコニカIMPRESAだった。Pro160NCあたりより格段に微粒子。
京都は朝こそ快晴だったものの、予報通り昼頃には雲だらけ。