ひきつづき同じ薬品で。これだけ疲弊した薬液をずるずる使い続けていると、ローラーに汚染物質が付着してプリントが汚れる。漂白定着液に析出した銀らしい。でもバットで水洗すれば落ちるし、色はまあ出てるのでまだ使う。環境負荷も下がるし。まあそんなことはぜんぜん考えてなくて、薬液代と処理代と交換のめんどくささしか頭にないんだけど。
東照宮の現像済ネガを一通り焼く。1枚焼いて、シャドウ部に重要な要素があるのに露出不足で薄すぎるのに気づき、未現像のネガのうち1枚を1段増感に指定変更する。何も考えずいつもと同じ1分程度の露光だった。カラーのポラであれほど撮影したのに何やってるんだか。カラーネガの増感はほとんどやったことがない。現像代は倍額で、1日余計にかかる。別ラインとはいえより時間がかかるというのがよくわからない。さらに外注なのだろうか。明日上がる予定。もう1枚未現像ネガがあるので、これでもシャドウ部が薄すぎたら2段増感もありうる。全部一度に現像しないでおいてよかった。シャドウ部はかなり粒子が荒れるだろうが。北側からのは1枚現像したのみ。焼いてみて予想どおり駄目。やっぱり日光は日があたる南側じゃないと。残りの4枚ほどは未現像のまま捨てるつもり。QLフィルム1枚400円ほど。でも失敗してやりなおしに行く手間を考えたらどってことない。とはいいつつも、余分に撮影してみたって結局再撮影に行ったりするのだけど。ここも家光廟に行かなかったのが心残り。あんなに夕方粘ったネガをみんな捨てるくらいなら早めに切り上げて行っておくべきだった。陽明門は露出不足だし上神庫にも不満があるしでまた行っちゃいそう。
羽田鳥居は傾いている。フレアもある。まあこんなもんか。
国産の富士CG六切を使い切る。2006年3月期限のCG全紙が数枚あって、2005年の個展の時の残りなのだが、これを使い切るか捨てるかしたら、もう国産のカラー印画紙は自分では焼かないんじゃなかろうか。一方FujiUSAの六切は各種面質で600枚くらいある。大全紙も6、70枚。66の板もので、マットが使いたくなりやってみる。Crystal Archive Super Cのマットは半光沢の微粒面。微温的な印象。全暗中では表裏の区別がしにくい。微妙にわかるのだけれど、露光するまで確信が持てない。慣れの問題なのだろうか。マットやラスター面は、そのための成分が加えてあったりエンボス押し加工がなされていたりするわけで、少なくともレジンコート加工がされた印画紙では傍流だと思う。